酒蔵女将奮闘日記

朝は寒い。木之本６時１６分発の新快速を待っております。

外は真っ暗。お月様まで出ていました。

寒くてマフラーを巻きつけて電車に乗り込みます。

しらじらと夜も明けてまいりました。

大阪に着くと暑っ！！北風と太陽のようです。マフラーなんて巻いていられません。

なんでこんなに違うの？

初日は面接といつもの簡単なテストを受け、最低限度のマナーを学び、売り場へと向かいます。

まず与えられた一角のコーナーに北国街道と桑酒を並べていきます。

今日は祝日ということもあって、すごい人出。

特にバレンタインのチョコレート売り場にはとても近づくことができません。

どこからこんなにわいてきたの？っといった感じの人・人・人。

１８０ｍｌほどのバレンタイン用のかわいいパッケージのあ酒が飛ぶように売れていくのを横目で見ながら、

はい。商売、商売。

納品の伝票と今日到着のお酒を確認し地下をお酒運んで行ったり来たり、汗だくです。

初日ということもあり、お得意様がたくさんきてくださいました。ありがたいですね。感謝！感謝！

８１歳のおじいちゃま。もう何年来のお得意様です。いつも私に５５１の肉まんを差し入れてくださいます。

そんなに気を使っていただかなくてもいいのに…と思いながらもいただきました。（エヘ）

私が初日にこの袋をぶら下げて帰るのは有名になっております。

ご馳走様です！

いつもにごり酒を買っていただいているお得様　Ｉ　さん。「今度にごり酒を飲みながら蟹パーティーをするから来る？」って誘っていただきました。おいしいものにつられるんだなぁ～私。

年末に木之本までにごり酒を買いに来てくださり、その時はいろいろな種類のさば寿司を買われて、さば寿司パーティーをされたそうです。楽しい仲間がいらして素敵です。

その後、湘南のおじんさんが来てくださり、さくらとして大活躍していただきました。

横から「その吟醸のしぼりたておいしいよ」と言ってくださると飛ぶように売れていきました。

ありがとうございました。みなさんのお陰で、こうして商売させていただいていることにあらためて感謝です。

甘いものの差し入れまでいただきました。

なんか私、お酒売りに行っているのか差し入れいただきに行っているのかわからなくなってきました。

午前中に来てくださった８５歳位くらいのおじいちゃんは試飲をしてくださり「美味しかったから、必ずあさって買いに来るよ」っていってくださいました。でも売り場に私がいなかったら買わないからっていわれました。

あさっては売り場を離れられません！

やっぱり私は８０歳以上のおじいちゃんにモテモテです（笑）