酒蔵女将奮闘日記

今年はいつもより雪が早く降ったような気がします。

毎年はクリスマス時分にちらほら降りかけるくらいだったような。

結構積もっております。

長ぐつでないと歩けない。

畑の野菜も　こんなんなってます。

じいちゃん　やるな（笑）

私が蔵でにごり酒を詰めておりますと外でゴーと音が。

じいちゃん　この冬　初出動であります。

 これね、小回りがきがず、ずいぶん苦労しております。

きれいに空いたような空いてないような。。。

今年はあとどれくらいじいちゃんの出動があるのでしょうか。

お手柔らかに願いたいものです。

昨日は木之本は一日中雪が降っていました。

私は夕方、長浜の方で会議があって車で南に向かって走っていました。

木之本は雪がひどかったけど、長浜に近づくにつれ道は雪は積もっていませんでした。

ちょうど曽根の信号で赤信号で停止。

信号が青になったので、車を発進させた時　後ろからゴツンと。

えぇ～～～！

俗にいう　おかま　をされてしまいました。

発進したところだったのでそんなに速度も出ていなかったけど結構な音がしました。

すぐに左に方向指示器を出しまして、車をとめました。

車の後ろ、きっとへこんでるわ～(ToT)

あたった方も女性。

左に車を寄せて停まられました。

雪の降りしきる中、二人でうちの車の後ろをまじまじ。

けっこう音がすごかっただけに、傷一つないのにびっくり。

あ～、やれやれ。

相手の方も、名前と電話番号の書いた紙を渡されて、またこの方が木之本の方。

世間は狭い。

「何かあったら言ってくださいと」言われました。

特に外見はへこんでないし、まっいいかと思った私でしたが

でもこういう事はまず旦那に電話しとこ。

すると、主人が「どんな事故でも一応警察を呼んで事故証明をとっておかなあかん。

何かあっても保険おりんで」と。

そうなんや～。

そこで「主人がこう言ってますので警察に来てもらってもいいですか？」ということで

１１０番。ちょっと緊張～

携帯からお初の１１０番。

ダイヤルすると警察の方がすぐに出て下さり、事故した場所と車の車種などを聞かれ

その場でハザードランプをつけて待つように言われました。

会議には遅れるかもしれない旨の連絡をしてしばらく待っておりますと

一台のパトカーが。

いつもパトカー見るとドキッとしていたのにこの時ばかりはなんだかパトカーの赤い点滅が

暖かく感じたのは何故？

それは被害者だから（笑）

おまわりさんも優しくて「お怪我はありませんか？」と聞いてくださいました。

そこで免許証と車両保険証を見せてくださいと

この時見せた免許証がゴールドカードじゃなかったのが残念。

保険証は多分これかいな？みたいなのを見せました。

普段、車のことは主人任せで何も知らず乗っている私。

吹雪の中、警察の方　嫌な顔一つせず、処理をしてくださりお互いの連絡先を聞かれて

「それでは事故証明を作っておきますね」と。

その足で会議の席に。

早めに出たのでなんとか間に合いました。

これからの季節、天候も荒れ気味。

自動車の運転にはくれぐれも気をつけましょう。

「事故したらまずは警察に」を合言葉に。

まぁ～、帰りの運転の慎重なのことったら私。

ちょっとお払いにいってこよかな。。。

昨日は朝からにごり酒詰め。

午前中に一升瓶86本詰めました。

昨日、初めてうちにバイトに来てくれた同級生は、黙々と生酒のレッテル貼りをしてくれました。

ファンヒータも用意しておいたのですが、立ったり座ったりしてるといらないわと言っていっぱい貼ってくれました。

ほんと助かりました。

午後になってお酒の分析をしてからのゴリ酒のレッテル貼り

でた！

糊版

にごり酒を貼っていたら、母が「貼れてますか～」

「何本？」

「９００瓶１０本と一升瓶10本」

「おぉ～、貼れてる、貼れてる」

すごい、一人のお客様が大量購入。

オフ会の分も貼りました。

１本では足らんやろな～（笑） 

うちには年間を通じでバイトできていてくれる相棒が一人います。

彼女は午前中だけで午後からは別のバイトに行ってしまいます。

年中忙しいと一日中来てもらえるのだけれど、春や秋は比較的日時に追われる仕事は少なくなるのでこのペースでバイトに来てもらっています。

だけど、冬場になると土曜も日曜もなく忙しくなります。

特に、新酒が搾れる頃になると、とても手が足りない。

そこで何人か、急遽お願いできる助っ人を頼んいるのですが、その子も自分の仕事のシフトがが忙しくなっていつものようには来てもらえなくなりました。

これは困った。。。

と、思っていたら　私の中学校からの親友が

「最近仕事を辞めたので、もしなんなら手伝いにいくよ～」と言ってくれました。

あぁ、うれしい。

これでなんとか年末を乗り切れる。

今日からバイトに来てくれます。

「寒いからな、とにかく寒いからスキーに行くような格好できて」

と伝えました。

「ほんまにええの？寒いで」

「私は会えるのがうれしいんや」な～んて泣かせることを言ってくれます。 

雪が降らなければいいけど。

一回で嫌にならなければいいけど。

今日はまた一段と寒くなりそう。。。

朝5時に麹のお仕事をしているとき

「おやっさん、今日何時ごろ杉玉あげます？」

「そやな～、2時ごろあげるか」

午前中はお歳暮の仕事をしていたので、まだ生酒の瓶詰めはできていませんでした。

茶色くなった杉玉を降ろして

新しい杉玉を運ばれます。

この時だけ陽が差していいお天気に。

脚立に乗って

もう少し。

今年もようやく緑の杉玉をあげることができました。

杜氏さんの手作りです。

それから慌てて瓶詰め。

いつものようにホースを指でピッと止め

あぁ、充填機がほしい。。。

外は少し雪がちらつく寒い午後になりました。

緑の杉玉を見られて、お客様が早速買いに来られました。

まだレッテル貼れてないよ～

母が詰めたばかりのお酒を持って　お客様の目の前で貼ってました（笑）

今日は頑張っていっぱい仕上げます。