文武両道

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 昨日の関西学生野球で京大の田中投手がプロ志望宣言を出しました。野球は日本人の大好きなスポーツの為かプロとアマの交流が意外と難しく、以前はプロがアマを指導することは難しい状況でした。よく言われたのは長嶋茂雄さんが息子の一茂選手とキャッチボールすらできないということでした。だからスカウトが選手と接触することは難しかったのですがこの志望届が出たことで自由に接触ができるようです。



 さて、学生野球の世界で東京6大学の東大と関西学生の京大は少し特別です。なんといっても日本の最高峰の大学で私なんぞは逆立ちしても入れませんでした。それが上手な選手を集める私学と並んで試合をするのですから優勝どころか1試合でも勝つことすら難しい。現に東大は現在連敗を続けています。私が高校の頃、虎高出身の国友さんが連敗ストップの投手になり、その後、東大が早稲田大学を連続完封したときの2戦目の投手になられました(1981年赤門旋風)。いくら文武両道とか学業とクラブ活動の両立が美とされても大学スポーツとなるとセミプロに等しいので両方をトップクラスに行くことは至難の業です。



 そんな中で京大のアメリカンフットボールはスポーツ推薦で選手を集めることが困難な国立大学で大したものですね。もっともアメリカンフットボールは結構頭を使いますから、頭のいい大学は結構いいのかもしれません。関西でも神戸大学が強いですし、関東では東大や一橋大学も結構強いですしね。



 柔道界では京大や阪大が結構強いです。七帝柔道に現れるように少しルールが違う柔道ですから、天理や東海と当ると一蹴されてしまいますが、私が学生時代強い先輩も「京大はそんなに強くないけど、ネチコイいやらしい柔道だから油断できん。」と言われていたのを思い出します。



 私が中学時代、よく言われたのは「スポーツができる人は勉強も良くできる子が多い。」という言葉でした。私はその言葉をずーっと信じていましたので、大学に入ったころ、わが母校の柔道部は強かったのですが文武両道の素晴らしい選手ばかりだと思っていましたが、それは幻でした(笑)。確かにそういう選手も数人いましたが、大多数の選手は、下手したら自分の名前も書けない選手がいるなど、およそ普通では入学できない学生でした。



 しかし、こんなことを言っては叱られますが、最後は頭のいい学生が勝ちました。本能のままやっている選手は上に行けば勝てなくなりました。


 やはり一つのことに集中することはいいのですがそればかりやると、伸びなくなるようです。いい意味での文武両道で学生スポーツはやっていただきたいものです。


 高校野球、彦根東のように虎高も強くならないかな(笑)。




 

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