ひょろろん、ひょろろん、ひょろろんろん
変なタイトルだなと思いでしょうけれど、本日「のぼうの城」を再度見てまいりました。
過日に試写会に行き、もう一度見たいと思っておりましたが、期日が迫ってきたので見に行った次第です。
さすがに2回も見ると飽きるかなと思いましたが、もう一度見たいなと思いました。1回目の時に見落としていた部分がありました。
このタイトルは田植えをする時の農民の踊り、田楽踊りの時の掛け声です。野村萬斎扮する、のぼう様こと成田長親が農民に慕われ、一緒に踊っていたりします。
しかし、これが500の兵力で石田三成率いる2万の軍勢に負けない戦をする原動力となっていました。
一見バカに見えるのぼうさま。しかしそこにはち密に計算されつくした考えがあります。
石田方が水攻めをすることがわかっても「あの堤を作っているのは百姓だろう。心配ない。」と言います。
水攻めをされ窮地に陥った時、船に乗って敵方近くまでより「ひょろろん。」の掛け声とともに敵味方を一つにくぎ付けさせる。そして自分が撃たれて、味方の士気を上げる。そして、この田植踊りを見せることにより、外にいた自分たちの百姓たちが水攻めの堤を壊してしまう。これは自分の作った田んぼを壊される百姓の無念さをあおる。三成曰く、「見事な戦術。」ですね。
いかなる事業も、やはり人である。人の大切さ、すごさ、面白さを醸し出す素晴らしい映画ですね。
回し者ではありませんが是非ともご覧いただくことをお勧めします。
ビバシティシネマに訊いたら12月14日までとか言っていました。が、確認してください。
久しぶりに面白い映画でした。