ワイドショーから

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 昔、TBSのブロードキャスターという番組があり「お父さんのためのワイドショー講座」というものがありました。普段はお勤めで朝にゆっくりワイドショーのようなものがみられないお父さん達に今週は何が話題になったのかを知らせるコーナーです。

 

 今日、私は久しぶりに休みで朝テレビをつけワイドショーを見ていますと滋賀県の柔道の強い秦荘中学でおこった事件のレポートがありました。柔道の練習中、まだ初心者に近かったM君(当時12歳)が顧問の27歳のI講師にリンチのような稽古をつけられ死亡したものです。

 

 これだけではなく何年か前に女子中学生が休憩したら男子の部員が怒って稽古をつけ、頭から落とすなどして死亡しなかったものの意識不明のままになったという事件もありました。

 

 柔道は格闘技ですから危険がないとはいいませんが正しい練習方法をとればボクシングのように殴る蹴るということがありませんので血が出たり顔が腫れ上がるということは少なくきわめて安全なスポーツであります。

 また「」という名がつくように精神面を鍛える上で大変効果があるものです。柔道の創設者・嘉納治五郎師範は「精力善用・自他共栄」の精神で柔術から柔道と名前を変えたのです。つまり「単なる格闘術にとどまらず人間として進む正しい道」これを大目標にしたのです。

 

 番組でのレポートにあった当日の稽古内容はかなり激しいものでした。I講師は、かつては100キロ超級の有望選手であったようです。M君が喘息持ちで練習の態度があまり積極的ではなかったのかもしれませんが時津風部屋のようなことをすれば死ぬのはあたりまえです。これでは油甚さんが以前書かれたようにJUDOではなくJADOです。

 

 教育委員会は一部父兄が聞いたら誤解を招くような「落とすまで締めろ。」のI講師の発言(私は馬鹿だと思いますけど)の中学生の証言を報告書から消すなどしてよけいに不信感をあおっているようです。中には「M君が動けなくなったのは道場だったが、もし下校途中なら、このようなことにはならなかった。」という信じられない言葉を吐く者(こんなやつ先生というのも、あほらしいですね)もいました。

 

 教育委員会とI講師は自己保身ばかりを計るのではなく誠心誠意、亡くなったM君と一人の母親に対して償いをしていただきたいものです。そうでないと柔道は邪道になり、「柔道に恩返し」と言って一生懸命子供たちに教えておられる片桐先生などの足を引っ張ることになるだけでなく、学校で柔道が教えられなくなります。

 

 

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長浜の大手門通りの米嘉席のところで「正しい材料、正しい方法、正しい姿勢」をモットーにパン作りに励むパン屋です。

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