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牛馬市

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うちの店からほんの二、三歩北に行った所にその昔大きな牛馬市があったそうです。削除削除

室町時代から昭和の初期まで、毎年2回街道民家を宿として牛馬市が開かれていたそうです。
江戸時代には藩の保護を受け、地元近江をはじめ、丹波、伊勢、美濃、越前、若狭などから数百頭以上も牛馬が集まり、盛況を極めたそうで歴史に名を残す名馬を数多く輩出したようです。削除

このあたりの道路の幅が広いのは、ここで馬を走らせ名馬を見極めたといわれています。

NHKの山内一豊と千代の話では、作者の司馬 遼太郎さんは安土の牛馬市で千代が名馬を買ったと書かれていましたが、木之本ではここ木之本の牛馬市で名馬を買われたと伝えられています。本当のところは定かではありませんが、そんな昔に夢をはせるのもいいものですね。


住基カード

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「今ならただやぞ」夫

「ただ?」敏感に反応する私。

役場に行って住民基本台帳カードとやらの申し込みをしてきました。他の地域は4月からだそうですが、木之本はこの7月から3年間無料で作ってくれるらしいです。
何が便利なのか今一わからず、ただという言葉につられて申し込みに行った訳ですが、申し込んでから何に使うんですか?と間の抜けた質問をする私。

「免許書がなくても本人確認ができますし、今後長浜市と合併した場合は長浜の市役所で機械に入れていただければ住民票も簡単にとっていただけます。あと…e-taxの機能も付けられて電子申告などに使っていただけます。」
とのこと。酒造業の場合税務署のe-taxは、毎月不可欠で主人はそのために作ったらしい。

持っていればなにかの役にたつのだろう。

ただに弱い主婦でありました。

北国街道 今、昔

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ここに昭和初期の北国街道を写した写真があります。

道路の中央には溝川が通り、まわりには柳の木が植えられて、両側に写っている家並みは今もほとんど変わりなく残っています。左側に写っているのは山路酒造です。

似たような位置から撮った現在の写真です。



この細い道を馬車を引く馬や牛が通り、

時々柳の木に綱を縛り、川の水を飲ませて休憩をとらせ、旅人は桑酒を飲み疲れを癒して旅を続けたと言われています。なかなかのんびりと風流ですねぇ。

産むは易し

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何年か前、柴犬ココに赤ちゃんを産ますことになった。一度赤ちゃんを産ませておくと、子宮の病気などになりにくらしい。血統書つきの雄犬のところにお嫁入りしたココは順調に行けば、3ヶ月(61日~63日)で出産するという。
さすが犬!人間の十月十日とは比較にならない妊娠期間。
3ヶ月ほど経ってもほとんどお腹の膨らみは、見た目にはわからなかった。父が犬の出産の本を買ってきて「これ読んどき」と渡された。最後のページには〔仮死状態で産まれた場合〕なんでてことも書いてあったが、犬の安産!
犬印の妊婦帯なんかもあるんだから、まぁ簡単に産まれてくるんやろなぁと思いつつ、ほんまに産まれるんかいな。と半信半疑でその日はやってきた。
ちょうど純米吟醸の初搾りの日。忘れもしない1月4日。昼ごろに犬小屋を覗いてみると奥の方になにやらモゾモゾうごめくものが・・・「あ!産まれてる!」 でもココの様子が少しおかしい。なんとも情けない声で鳴いている。
小屋の中をよく見てみるともう一つ黒いかたまりがある。もう一匹の子犬みたい。しかも羊膜がかぶったまま動いていない。とっさに私は指で羊膜を破り中の子犬を取り出した。ココは傍にいてすばやく羊膜と胎盤を食べた。
子犬はぐったりと動かない。え~とあの本の最後に書いてあった仮死状態で産まれた場合なんてところは、なんとなく目を通しただけなので、頭は真っ白。ちょうど主人のお姉さんが来ていたので、「お姉さん!その最後のページ読んで!」と頼み、まず子犬をお湯につけ身体を温めてタオルにくるみ子犬の鼻に口をつけて羊水を吸出して吐くを繰り返しながら、みぞおちのあたりを押して心臓マッサージを繰り返す。もう10分ほど経ったように感じた。
もうダメか!お願い息をして!夢中で羊水を吸い出す。何度目かに、スーと子犬の鼻から息が吸い込めた。
その瞬間子犬はふにゃ~と声をあげて鳴いた。助かった!犬って安産ちゃうのぉ?とっさにそんな言葉が口をついて出た。その後何事もなかったかのように、かいがいしく子犬たちの世話をするココ。子犬の排泄物はすべて綺麗に舐めて小屋の中はいつも清潔だ。誰に教わるでもなく本能というものはすごい。感心させられる。それに比べ人間はどうだろう。育児放棄したり、虐待のニュースが流れるたびに、人間の本能はどうなってしまったのだろうと考えさせられる。
その後仮死状態で産まれたメスの赤ちゃんはオスの赤ちゃんよりコロコロよく太り大きくなった。二匹で遊ぶ姿は見ていてほんとうに微笑ましかった。
2ヶ月になった頃に新しい飼い主にもらわれていった。
あれから何年たっただろうか。ココも今では8歳。人間の歳に換算するとちょうど私と同い年くらい。ココのお陰でいろんな体験をさせてもらいました。今日も暑い中草むらで昼寝をするココであった。

同級生

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今年の酒造りの仕込がようやく一段落した頃、中学時代の同級生から15年ぶりくらいに突然電話があった。
しかも男子から・・・とはいえもうおっちゃんだが。(私もおばちゃんでしたニコニコ(女の子)

「わしんとこで作った酒米で酒造ってみーへんか?」

「長浜でも山田錦育つの?」

「できる!できる!無農薬で作れるぞ」

今までうちの蔵では地元滋賀県の酒米ということで、安土で減農薬の酒米を契約栽培してもらっていた。
できることなら長浜産のお米でお酒を造れたら、それこそ地元湖北産の原材料で造ったお酒ができることになり、私もうれしい。理解ある父と主人のOKがでたので、今年は長浜産の無農薬栽培米 山田錦で北国街道 純米吟醸を仕込むことになった。
一度たわわに実った酒米を見に行ってこよう。

しかし同級生って本当にいいもんだ。長く逢ってなくても、少し話せば若かりし昔にフラッシュバックしてしまう。まるできのうまで話していたかのように。
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ゆうこりん

滋賀県の木之本で酒造業をいとなんでおります山路酒造の女将です。
私も、杜氏と一緒に酒造りに励んでおります。

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