盆花
木之本では盆花というものがあって
お盆にはすべてを揃えてお墓にお供えする花の束を作ったものです。
桔梗
おみなえし
かるかや
みそはぎ
実家では小菊やほおずきなどが盆花だったように思います。
でも最近ではなかなかこの4種類を揃えることが難しくなってきました。
高いお金を出せば用意できるのでしょうが、今までは知り合いにいただいたりしていました。
今年はみそはぎしか手に入らずにあとは小菊などで代用。
長浜市内もそうなっているのでしょうが、猿やカラスなどが食い散らかすので、お供え物は供えてすぐに持ち帰ります。
ご先祖さまもお供えしてすぐに食べないと。
早食い。
年季の入った提灯を持って浄信寺の奥にある古いお墓でお務めをあげてもらってから蝋燭の火をいただきて帰ります。
なかなか情緒のある行事です。
この蝋燭の火がご先祖さまの魂で、それをお盆の間うちに持ち帰ります。
そして家の仏壇に蝋燭をともすのがお盆の第一の仕事です。
盆とはいえ店は開けているので、お客様も来てくださり、お墓でのお経の時間が迫ります。
お墓に行こうとしたらお客様。
母と長男に先に行ってもらって、私はお客様の接客をしてから急いでお墓に向かいます。
昨日は特に雨の前立ったので蒸し暑く、お墓に着いたら滝のような汗が吹き出しました。
格好なんてかまっていられません。
私は首に保冷剤入りタオル巻き。
このように提灯をぶら下げて帰ってきます。
お仏壇に火を灯して、お茶をお供えしてみんなで仏壇にお参りします。
毎年とっても厳かな気持ちになります。
でもお経さんはテープレコーダーから流れてきます。(笑)
今年もみんな元気で家族揃ってご先祖様をお迎えできたことに感謝です。
14日には先日漬けた奈良漬けをお供えします。
さてさて今年はうまく漬かっているかな~