快気祝い

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3月の6日あたりに東京に住む妹から電話がありました。

 

 

妹の旦那さんが長期入院をされていたのですが、めでたく退院の運びとなりお世話になった方へのお返しに『桑酒』を使いたいと。

 

 

しかし、その頃の私はテレビ放送後2日目くらいでパニクッておりまして、とにかく品物もない、地方発送もできてないのないないづくめで、妹には身内とのこともあって

 

 

「無理、全然無理。今はできん」と丁重?にお断りをしました。

 

 

なんて薄情な姉。。。

 

 

で、1ヶ月ほどたった頃、「どうや~、もう落ち着いたか~、桑酒の在庫はあるか~?」

 

 

と妹からメールが。

 

 

まだ他のものにしてなかったのか。

 

 

「今ならあるよ。

900mlの徳利は、今、徳利焼いてもらってるからないけど、500ml徳利ならあるよ。

いくついる?」

 

 

 

「40個」

 

 

 

 

「たいそうな数やな、それだけたくさんの方にお世話になったんだなぁ」と思い、送る準備をしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

桑酒の包装紙。

 

『酒は桑酒 風味の好さに 酔うてほんのり さくらいろ 』

              -木之本小唄   『巌谷小波』(いわやさざなみ)

 

 

 

 

 

 

 

 

ひたすら包みました。

あの時はごめんね、つれない返事して。

 

退院できてよかったね、早く元の元気な身体に戻ってもらってねと

思いを込めて1個1個丁寧に包みました。

 

あとは熨斗をかけてできあがり。

 

 

40個を東京へ送りました。

 

 

妹のご主人は7時間にも及ぶ手術だったそうです。

そんな時、気弱になったりしたときに励ましてもらった方や手術の時に子供を預かっていただいたご近所さんにも差し上げたいのだと言っていました。

 

 

送った次の日、

「無事に着いた?」と聞くと

 

「無事についてさっそく一つあけて2人で乾杯したよ、すごくおいしかった」

と言ってくれました。

 

 

妹のご主人もお医者さんが嫌いで、とことん悪くなるまで病院には行かない人みたいです。

うちと同じ。

 

 

早め、早めの検診は大切ですね。

 

 

とくに自営業は強制されないから病院へ行きません。

 

 

 

お父ちゃん、ちゃんと検診に行きや。

 

 

私だけ長生きしてしまうで~。

 

 

 

 

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ゆうこりん

滋賀県の木之本で酒造業をいとなんでおります山路酒造の女将です。
私も、杜氏と一緒に酒造りに励んでおります。

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