仙台に届きました!

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先日、仙台のお客様から桑酒のご注文をいただいたけれど震災の影響でまだお届けできていないことをこのブログでも書きました。

 

でも宅急便の方でも、お客様の所在がわかれば徐々にお届けできる地域が増えてきました。

 

少しずつではありますが、被災地の方々も一歩一歩復興に向けて歩みはじめていらっしゃることも毎日のニュースで感じます。

 

 

その仙台の方からメールが届きました。

 

 

『昨日、桑酒が届きました!突然でびっくりいたしました。嬉しい!じっくり飲ませていただきます!

また、こちらも徐々に以前の生活ができてきているのだな‥としみじみさせられました。ほんとうに、ありがたいことです!

ところで、山路様のご主人様のご家族様はご無事でしょうか?福島と聞き、案じております。実は私の実家も福島でしたので、気になっておりました。私の実家は郡山市ですので、津波の被害はありませんが、原発のことで不安はあるようです。
今回の地震では、直接の被害もただならぬところがありますが、間接的な被害も考えられ、気が気でありません。どうかご無事でありますように。


仙台市は少しずつ生活も良くなり、食料も手に入りますし、ガソリンも入れられる様になりました。全国の皆様のおかげと感じております。しかし、まだまだ何も手に入らず、家もなく、家族を亡くし、寒い中で生活している方々が大勢いるので、こんなに良い暮らしをして良いものかと半ば心を痛めています。
しかし、私の仕事は福祉です。石巻や南三陸町等、被災した場所の高齢者を受け入れできる施設で働いています。今できる事は、1人でも多く、安心して生活してもらう為に務める事だと思っています。微力ではありますが、なんとかやっています。

山路酒造様への唯一のお願いは、今後も変わらずに美味しいお酒を造って頂くことかと思います。
ご気分を害されたら申し訳ありません。私の率直な気持ちです。

山路酒造様へ発注をお願いしたのは本当に何かの縁だと思います。山路様からのお返事で何度勇気と希望、ありがたさを感じたことか。顔も知らず、会った事がないのにもかかわらず、とても近くに感じました。

お礼の言葉が見つかりません。ただありがとうございますとしか浮かびません。』

 

このようなメールをいただきました。

この前のメールで主人の姉も福島にいる旨を書いておきましたら、かえってご心配をいただきました。

偶然ですが、姉もこの方と同じように福祉の仕事をしております。

原発の騒ぎで職場を離れた職員の方もいらっしゃったようですが、姉は身寄りのないお年寄りをほおってはおけないからと毎日職場に通っています。

この方も被災された高齢者の方々のために一生懸命働いておられます。

 

私たちにもなにかできることはないでしょうかとお尋ねしました。

 

美味しいお酒を造ってくださいとおっしゃってくださいました。

 

 

私の今できること。

 

お客様に喜んでいただけるおいしいお酒を造ること。

 

 

この方にあらためて教えていただいたきました。

 

 

この言葉、真摯に受け止めたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

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ゆうこりん

滋賀県の木之本で酒造業をいとなんでおります山路酒造の女将です。
私も、杜氏と一緒に酒造りに励んでおります。

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