催事終了
9月。
秋の催事もなんとか最終日を迎えました。
秋といえばひやおろしの季節。
各蔵の「ひやおろし」がならびます。
今年の夏は暑かったので、いつ秋が来るのかと、思っていましたが、ちょうどお彼岸さんのころにはやはり涼しくなりましたね。
催事が22日からだったので、時期としてはお酒は売りやすかったです。
大阪で、こんな出会いがありました。
女性の方が試飲にいらっしゃり、
「もしかして、少し前に木之本でお目にかかってますよね」と。
「私、確かお店で江北図書館への道をお聞きしたんですが、その時の道を教えてくださった奥さんですよね」
そう言われて、思い出しました。
道を聞かれてお教えしました。その後もう一度戻って来られて、無事に行けましたから、お酒も買って行きますと買い求めいただいたお客様でした。
たまたま阪急百貨店にいらして、たまたま「北国街道」の文字を目にされてびっくりしてお声をかけてくださったのです。
今現在、高校の教師をされている方で、古い建築物が大好きで、木之本の江北図書館にいらしたということです。
阪急の昔の建物が大好きで取り壊されることがとても残念で、しばらく来る気がしなかったのだそうです。
それで、何年かぶりに新しい阪急に来られて、私と再会となりました。
一緒に店にいた母のこともよく覚えておられて、「大奥様もお元気ですか?」とおっしゃってくださいました。
なにかとても不思議なご縁を感じる出会いでした。
人と人の出会いってほんとに不思議です。
もう一人のお客様は、うちのホームページのお問い合わせから入ってきてくださった方で、桑酒の徳利を幾つも持っていてくださって、しかももう何年も前からのものも味を比べながら飲んでいてくださっているお客様でした。
「コルクが古くなったのでサランラップで巻いて使っているのですが、コルクを分けていただけませんか?」とのメールでした。
私は10個ほどコルクをお送りしてそのことは、すっかり忘れておりました。
大阪住所の方だったので、一応催事のご案内のお葉書をお出ししておいたところ、売り場にきてくださり、
「コルクを送っていただいたものです」
ご丁寧に、コルクのお礼を言ってくださいました。
10年ものの桑酒もおいておかれるようで、
「どのようなお味になってますでしょうか」とこちらが聞くのおかしなものですがお聞きしますと
「まろやかでおいしいですよ」とのこと。
毎年、色々な年代の桑酒を楽しんでいてくださるそうです。
バーチャルな世界から一気に現実のお客様にお会いすることができて、とても不思議でうれしい気持ちになりました。
そんな色々な出会いがあった今回の催事もなんとか無事に終了することができました。
最後にはだいたいの商品を売り切り、終了。
高額所品の出はやや不調でしたか、ひやおろしが思った以上に売れ、また今年お中元用に作った大吟醸もけっこう追加が出てよかったです。
最終日は、この場所を次の蔵元さんの商品と入れ替えるのと、残った商品を箱詰めして返品の梱包そして、最後に売り越しているお酒の確認作業と、仕事は遅くまで続きます。
終った頃には、木之本に帰る電車はなくなっているので、いつものように豊中の叔父さんのお宅へ泊まらせていただき、夜遅くからご馳走をいただき
「少し太ったか?」
と核心を突くお言葉を頂戴いたしました。
こんなに働いていても太るのね。
今回も、阪急でお仕事されている接客のプロの皆さんとお仕事できて大変いい勉強になり、また楽しく仕事ができました。
帰りはいつものように重い荷物を両手一杯に抱え、帰りました。
早めに木之本に着き、追加発送の荷物をつくり
ヤマトの営業所まで持って行って、秋の催事は一応無事に終わりました。
このお酒、無事に着きますように。
今頃腕にみがはいってきました。
昨日お酒を手で持っていって次の日痛いってことは、私もまだ若い。。。かな?へへへっ。