酒蔵女将奮闘日記

庭の柚子が黄色く色づき始めました。

冬至の柚子風呂にはまだまだ早いですが少し前まで緑色をしていたのに、気が付くとあっという間に黄色くなっていました。

柚子は輪切りにして蜂蜜につけてしばらくしてじわ～と出てきた甘酸っぱい汁にお湯をそそいで飲むと、ほんとうにほっとした味がします。私たちは『柚子ほっと』と呼んでいます。（そのままやがな）

風邪にもよさそう。今年はタミフルの効かない新型インフルエンザがもう流行しているニュースを聞きましたが、自然の恵みで乗り切りたいものです。

でもこの柚子くん。意外とすごい棘を持ってらっしゃる！毎年取る時に生傷が絶えません。

今年はまだ取らずに、もう少し鑑賞しておくことにします。

 

庭を横切りますと、なんとも言えないい香り。

毎年この時期ですね。キンモクセイ

この香りをお届けできないのがなんとも残念でなりません。

芳香剤のキンモクセイの香りとはやはり違うなぁと毎年思います。

癒される香りってこのキンモクセイの香りをいうのではないでしょうか。

あ～いつまでもかいでいたい。でも風に乗ってそこはかとなく漂ってくるこの香りがいいのでしょうね。

キンモクセイって必ず毎年、香りが先なんですよね。いい香りがして始めて花の咲いているのに気がつく。

そう思われませんか？

 

栗が庭にコロコロ落ちています。

栗がはじけて今にも落ちそうです。

栗の皮をむくのが一苦労。

悪戦苦闘して美味しい栗ご飯ができました。

初物です。いただきま～す。

 

 

 

 

我が家には庭に毎年ある生き物が卵を産みます。

天然記念物に指定されているモリアオガエルの卵です。
産卵した泡の中に無数の卵があって、ちょうど下の池に

たくさんのおたまじゃくしが泳いでいます。

蔵には酒粕を狙って日本アナグマも出没します。
うちの番犬の柴犬のココが勇敢にもアナグマめがけて突進しますが、あえなく撃沈
耳と前足をかまれて戻ってきました。やはり野生の動物にはうちのお嬢様は太刀打ちできなかったみたいです。

昔は酒のタンクの裏に狸が住みついていたり、庭のびわの木には山から猿が食べに来たり、さながら動物園のような我が家です。

何年か前には近所の伊香高校の鶏小屋に熊が出たりとまだまだ自然いっぱいの木之本です。