秘密裏
これも不思議な出会いでした。
はじめはままさんのブログにコメントされていた方。
そして私のブログにも飛んで来てくださった方。
ブログでのコメントのやり取りをして始めてお会いしたのは阪急百貨店の催事の時でした。
その方は奈良県にお住まいで、大阪の会社にお勤めです。
会社帰りにお酒を買いに、わざわざ催事場に寄ってくださったのが始めての出会いでした。
とても優しそうな好青年。
ご自身はデザインなどを手がける会社にお勤めです。
初めて来てくださった時に、すっかり有頂天でおつりを渡すのをうっかり忘れてしまって、気がついたのは帰られた後。
困った、どうしよう。
運良くパソコンアドレスをお聞きしていたので、そこにお釣りを渡し忘れた旨を伝えますと、もう一度催事中に来てくださり、無事にお釣りをお渡しすることができました。
こちらのミスにもかかわらず、いやな顔ひとつせず取りに来てくださいました。
そんなことで初めはコメントをくださるこの方に実際にお会いすることができ、その後もメールのやり取りなどで親交を深めてきました。
コメントを読んでいるうちに、奥様がプロのパティシエでいらっしゃることがわかりました。
その方の名はmakoさん。
実は前々から、桑酒を使ってお菓子ができないかと、地元のR兵衛さんに桑酒の一升瓶を持って行ってお願いしたことがあったのですが、その後なしのつぶて。
半ば諦めていました。
makoさんの奥様がパティシエ。
おばさんはあつかましい!
無理を承知で、makoさんにお願いしてみました。
makoさんも奥様も快く引き受けてくださり、桑酒を使ったお菓子作りを秘密裏に進めてくださっていました。
秘密裏に。
昨日、配達から帰って来るとパソコンの上に1個の箱が。
送り主の名前を見ると、makoさん。
もしかして・・・
はやる心を抑えつつ包みを開けました。
きゃ~!すごい!
お菓子の詰め合わせやは~ん。
試作品ができましたので、試食して感想をお聞かせくださいと。
奥様が普段販売しておられるコーヒーのチョコチップクッキーと、スライスアーモンドのココアクッキーも一緒にいただきました。
奥様が手書きで詳しくお菓子の説明書きを添えてくださいました。
これを読んでいると桑酒の風味をそなこなわないように何度も何度も試行錯誤を繰り返してくださったのがよくわかります。
今回、チョコレートやチーズなど味の濃いものでも試していただいたようですが、桑酒の風味が消されてしまうので、桑酒独特の香りをいかすべきだと考えてくださったお菓子です。
ありがたい話です。
こちらからは日持ちのするお菓子をとお願いしました。
①桑酒ケーキ
こちらは上質のバターと卵を使用したパウンドケーキに桑酒をたっぷりとしみ込ませたケーキだそうです。
これは食べるのが楽しみ。
明日ゆっくりいただます。
②桑酒の酒粕クッキー
このクッキーは生地の1/4がみりん粕。みりん粕をたっぷり焼きこんだクッキーだそうです。
とっても素朴な味がしました。みりん粕の味がほんのりするなんとも懐かしい味でした。
う~ん、これはいける!
③桑の実のアマンディーヌ
こちらもさっそくいただく事に。
クッキー生地のカップに桑の実ジャムを入れて、アーモンド粉末をたっぷり使用したバター生地を流し込んで焼き上げたリッチな味わいのお菓子。
これは!これは!
中のジャムとアーモンドの風味マッチしておいし~い!
いくつでもいってしまいそうです。
このときばかりは彦麻呂さんのボキャブラリーが欲しくなりましたわ。
おいし~い!しか出てこない自分が悲しい。
でもなんだか久しぶりにわくわくします。
今度、阪急へ行った時、うちのお酒を使ったお菓子も置かせてもらえるか聞いてこようと思っています。
もう少し、秘密裏に案を練って、ってもう秘密裏じゃなくなりましたね。(笑)
まだ試作段階なので、売り出すのはまだ先になりますが、きっと商品化にこぎつけたいと思います。
コブログでお知り合いになったmakoさんと奥様と桑酒のコラボのお菓子。
これからが楽しみです