ジャブジャブ
世の中は3連休。
よってバイトの人もお休み。
なので搾り機の袋はずしを主人とやりました。
手の先が氷のように冷たくなって、ネジをはずしていくわけですが、ビスが思うように取れなくて午前中かかってしまいました。
主人はテキパキ。
私はもたもた。
午後は父と2人で袋洗い。
これがけっこう重労働。
お湯をはって洗っていきます。
40枚の袋。
布を傷めないように優しく、優しく。
いつもはバイトの子と2人でするのですが、父と洗うのは久しぶり。
洗いながら、いろんな話をします。
今度どこ行く?とかデートの約束したり。笑
今は灯油でボイラーを焚きますが、昔は重油で米の蒸しもすべてを行っていたそうです。
その時、同窓会の話が出て、油甚さんには大変お世話になったことを話すと、父が、
「油甚さんには、昔、重油を入れに来てもらってたんやで。オイルショックの時も油甚さんのお父さんが、酒造りの時期に困らないように重油の補充をしてくれやあたんや、ほんまに世話になったわ」
そんな昔からお世話になっていたとは、この場を借りてお礼申し上げます。
「昔、蔵人がもっと大勢来てもらっていた頃、大晦日に一緒に餅つきしたね」と私が言いますと、そんなころ知ってるか!と父。
私も、もうけっこうな年月、この蔵におります。笑
いつの間にか独身時代より長くなった木之本での生活。
父はお正月から歯が痛くて歯医者さんに通っております。
「歯は大丈夫?」と聞くと、「こうやって体を動かしている方が、気が紛れて痛くないんや」と父。
なんて働き者なんでしょう。
お天気が悪いので外に干すことができないので、ひとまず水を切ります。
最初のタライで洗った水は酒粕の色をしています。
これは捨てずに、後で松の木の根っこにあげるのだそうです。
こうしてうちの見越しの松の木は毎年元気です。
この中で泳いだら私も、お肌つるつるになるかもね。