富岡鉄斎

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今は亡き祖父が明治、大正期の日本の文人画家で、儒学者の富岡鉄斎が大好きで、掛け軸をいくつか持っていたらしく、父がお酒の箱のデザインに使えないかと考え、一升瓶用と四合瓶用の箱を作りました。

お酒といえば昔はひょうたんを片手に量り売りが普通でした。

ということで鉄斎のひょうたんの掛け軸で四合瓶用化粧箱を作りました。

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一杯のさけを薬とくむ終(つい)は

無量寿命の人となる扁(べ)し

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こちらは一升瓶用化粧箱。老人がひょうたんに乗っています。

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こちらは鉄斎が89歳で没する7年前82歳の時の作品で一瓢千金図といわれるものらしいです。

《船が中流で沈んだら、ひょうたん一つ千金の価値があると中国古代の書物〔かつ冠子〕に書いてある。まことに急難の際には欲しいと思っても手に入れることは出来ない。だから晋の司徒であった蔡ぼ〔さいぼ〕が、はなはだ用心深い人だったのを、世人が嘲って「蔡公は舟に乗る時も腰舟を身につけている」と言ったが、その蔡公を用心ぶかすぎるなどと笑ってはならぬのだ。》

…とまあこのようなことが書いてあるらしいです。

ご進物の折は箱入りもいかがでしょうか。

 

 

 

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滋賀県の木之本で酒造業をいとなんでおります山路酒造の女将です。
私も、杜氏と一緒に酒造りに励んでおります。

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