エースで4番
日本人が大好きな野球。私たちが子供の頃は野球はスポーツではなく遊びでした。休み時間になれば庭球を使った手打ち野球。放課後は野球をして遊びました。
そんな中でもクラスに必ず一人はいるスポーツ万能児童。彼は自然とピッチャーをやり、ホームランを量産するバッターでした。
名付けてエースで4番。よく調べてみると私が生まれる前もしくは幼いころはプロ野球でも投手ながらバッティングもいいのがいましたが、私が野球を覚えたころの投手は、あまり打たず、相手投手にとって確実にアウトカウントをとれる存在になりました。それが進むと、プロや社会人では指名打者という存在が生まれ、投手は投げるだけというのが多くなりました。
しかし高校野球ではそうはいかないようです。準優勝したことのある近江高校は投手分業制をひくなど、高校野球の在り方も変わってきていますが、投手で4番のワンマンチームなどが、甲子園に今一歩の高校にはまだあるようです。
先日お話していました、高校野球の秋季大会。バタコの妹の長男I君が4番を務めるI高校は、あのあと2試合連続コールド勝ちで準々決勝に進みました。昨日、台風が来る前に、I高校はS学園と試合。6回まで0-0.しかし、7,8回で4点をとられ、打線も2安打で完封され、負けてしまったようです。私も3回戦までは見に行きましたが昨日は残念ながら見に行けませんでした。
今大会の2回戦でした。7回の裏、I高校が8-0とリードしたところ、この回を1点以内に抑えたらコールドゲーム成立です。意識したのか少しエースが乱れ、1アウト2・3塁のピンチでファーストを守っていたI君がリリーフ。立ち上がりに少し硬さがみられ満塁になりました。しかし、そこで開き直った彼は後続をぴしゃりと抑え、ゲームセットでした。
そのとき、I君の両親であるバタコの妹夫婦も来ていましたが、見ていられない様子。私は気楽なもんで、I君のピッチングが見られるので喜んでいましたが、親にしてみれば胃が痛くなる場面なんでしょうね。
高校野球はエースで4番が多く存在します。その両親は試合を楽しむことなんかできないのでしょうね。
まあとにかく、I君とI高校の秋の大会は終了。選抜は21世紀枠に選ばれるのも難しいでしょうね。とにかくあの小さかったI君が大きく成長して何かうれしくなってしまう馬鹿な伯父さん(笑)。夏の大会ではまた伯父さんに夢を見させて頂戴。そして甲子園に応援に行かせて頂戴。