酒蔵女将奮闘日記

以前にも書いたことがありますが、うちの父の父。

つまり祖父には６人の兄弟妹がおりまして

５番目の大叔父さんが五郎叔父さんといいまして

単身大阪へ出て事業を始められ繊維会社を作られました。

その五郎叔父さんには私もずいぶんかわいがっていただきました。

阪急百貨店の催事の時もいつも顔を出してくださり、

応援していただいたものです。

その叔父さんももうお亡くなりになられてしまいましたが、

この五郎叔父さん、大垣共立銀行の先代の土屋頭取さんと懇意にされていてその関係で、阪急催事の時は今も必ず大垣共立銀行の大阪支店の支店長さんや行員の皆さんがお酒を買いにきてくださっております。

私が大阪へ行きはじめてからも支店長さんがもう５人ほどお変わりになっているにもかかわらず、申し送りをしていただいているのか律儀に買いに来てくださいます。

ありがたいことだと本当に感謝しております。 

先日、大垣共立銀行の大阪支店の秘書課の方からお電話があり

現土屋頭取さんのご意向で、お祝いにうちのお酒にご指定のレッテルを貼って用意して欲しいとの連絡がありました。

レッテルや熨斗はすべて用意してくださいます。

検瓶をすませて瓶を綺麗に拭き、レッテルを貼っていきます。

普通より少し大きめのレッテルのなで皺のよらないように注意しながら。

箱に入れて

包装をして

熨斗をつけて

梱包完了です。

後はご指定の日にちに配達をするだけ。

しかしながら、前頭取さんと五郎大叔父さんとのご関係で、今もうちのお酒を使っていただけるとは、この商売、やはりご先祖様のお陰でお仕事させていただいているのだなと感謝せずにはいられません。

改めて、ありがたく感じる今日この頃です。