災い転じて福となす?
今回の催事、前半は息子が手伝いに来てくれます。
前回、靴が合わなくて
「足が痛い」の連発。
この靴いいよって 以前一緒に催事をしていたお兄さんに教えてもらった靴を買いました。
Texcy luxe
これで足が痛いなんて言わさない。
一応、来てくれたのですが、初日にちょっとしたアクシデント発生。
それは開店1分前のこと。
丁度、うちの売り場のすぐ前に、荷物を運んだ後の台車が置きっぱなしになっていました。
息子は、「これ、あかんの違う?」と
「そしたらあの隅っこの方に、取り敢えずなおしておいてくれる?後は社員さんが片付けてくれるやろ」と私。
息子は台車を持って売り場を離れます。
その後は、私は見ていなかったのですが、どうやら、その台車を所定の場所まで片付けるように頼まれたようです。
片付けて戻ってきた時は、開店の音楽が店内に流れていました。
音楽の流れている間は、社員は立礼といってその場を動いはいけません。
台車などを持っていった時には、売り場に入らず、陰てじっとしていなくてはいけません。
そのことは息子は知りませんでした。
言っておかなかった私が悪いのですが。
息子には、開店の音楽の流れている時は、動かない。
そのことは伝えていたのですが、台車を片付けて、早く自分の所定の位置まで戻って立たなければならないと思い、急いで帰ってきたようです。
私も何度か、そういう場面に遭遇して、その都度教えてもらって学びました。
立礼の時間が終わった時、息子の肩をトントンと叩く男性社員さん。
隅の部屋に連れて行かれて、厳しく叱られたようです。
それが百貨店の決まりなので、仕方がないことなのですが、息子にしてみたら台車が置きっぱなしになっていることの方が、お客さまに失礼だと思って片付けにいったのにとの思いが強く、どうしても怒られたことに納得できない様子。
何度も説明したけれど、もう心が折れてしまった息子。
すぐにでも帰りたいと言い出します。
おい、おい、靴買ったのによ~
私だって、今までどんなに色々叱られたことか。
お客さまに頭を下げたことも何度もあります。
なんとかなだめて、とにかく1日目は頑張るように言い聞かせました。
お昼に一緒にご飯を食べました。
その時、色んな話をしました。
なかなか家では、こうやって面と向かって話をすることはあまりありません。
今後どうしたいのか、どういう気持でいるのか。
今は、高速の深夜のガソリンスタンドでバイトをしている息子。
そろそろ、家の仕事をしみてはどうかと提案してみました。
丁度、11月からは酒の仕込みも始まります。
蔵に入って、杜氏さんに付いてお酒の勉強をして、自分でお酒の経過を見てそして3月の催事に売り場に立ってはどうかなど色々と。
・・・わかった。
と息子は言いました。
初日は、お得意様がたくさん来てくださったので、とても忙しかったです。
息子も頑張って接客してくれました。
仕事が終わって、帰りにたこ焼きを買いました。
その後コンビニに寄って、次の朝の朝食を調達。
カゴに息子のものと私の食べたいものを入れて並んでいると
隣のレジに息子がまた並んでいます。
「こっちのカゴに入れたら?」と言いましたが
「いや、ええんや」と
私はねぎ焼き~(*^_^*)
美味しかった
息子が後から「これ」と渡してくれました。
じ~ん(T_T)
これからもっともっと色んな試練があると思います。
でも、まだ若い。
いろんな経験を積んで、ちょっとくらいのことで心が折れないようになってほしいと願うばかりです。
彼の今後をもう少し見守っていきたいと思います。