父から
テーマ:ブログ
2010/03/07 09:30
父が私に一枚の紙を手渡してくれました。
それにはこう書いてありました。
おいしいお酒をいただいて、神戸から大阪方面へ電車で帰るとき程楽しい時はないそうです。
一杯よばれて電車に乗ると駅員さんの声も違って聞こえるようで
(三宮~ さあのめや~ さあのめや~)と聞こえ
(なだ~ ただ~ ただ~)と聞こえます。
「好きな酒をただで、さあのめや~とはこんな嬉しいことはない。
なら どれだけ飲ませてもらえるんやろ」とだんだん悦に入って 贅沢なことを考えますと
(西宮~ 二升飲めや~ 二升飲めや~)と聞こえます。
今度は「灘の辛口もおいしいけれど、伏見の甘い酒も飲みたいな」と考えるうち
(尼崎~ あまいさけ~ あまいさけ~)と聞こえ
「甘い酒を飲むなら やっぱり燗が一番や」と思っていると
(かん崎~ かん酒~ かん酒~)と聞こえます。
そして最終梅田に着くと
(梅田~ 夢だ~ 夢だ~)と聞こえせっかくの楽しい夢も終ってしまうそうです。
お酒の好きな父の耳にはいつもこう聞こえているのかもしれませんね。
これは父が兄弟で旅行した時に、バスガイドさんが話されたことを頼んで紙に書いてもらったのだそうです。
この紙を父が私に渡してくれた時の嬉しそうな顔。
「はい、ブログネタ!」と私には聞こえました。