蔵見学
昨日は黒壁倶楽部さん主宰の滋賀の「大吟醸」を「大吟醸グラス」で味わう会が催されました。
昨年に引き続き、うちの酒蔵を見学していただくことになりました。
昨年も来ていただいたお客様もあるということで、同じ話もできないなというプレッシャーを感じながらの見学会でした。
蔵前の履物よ~し!
門の閂もあけました。
後はお客様のご到着を待つだけです。
今年は昨年と時期が1が月ほど遅かったせいもあるのですが、暖かい日になりました。
去年は吹雪いていましたからね。
前日は一日中雨が降っていたので、今回の企画では木之本散策がありまして、とてもお天気を心配しておりましたがいいお天気でよかったです。
まずは座敷の方に上がっていただいて庭を見ていただきます。
昨年はうっすらと雪がすべてを覆い隠してくれておりましたが、今年はあんなによく降った雪もすっかり融けてすべて丸見えでございました。
昨年もきてくださった仲のいいご夫婦もまたきてくださいました。
ありがとうございます。またお会いできてうれしかったです。
掛け軸のことなど聞かれましても、私はまったく無知で、とりあえず座敷公開ということなので、普段開かずの門をこうして開けて、お客様にご覧いただきました。
次に仕込み蔵にご案内し、簡単にお酒のできるまでをご説明しました。
あっ!このお方は、私の小学校からの同級生のお父様。
うわ~やりにく~。
もうお一人、油甚さん。
きた~!
しゃべりにくい~。
お知り合いの方を見るとしどろもどろでございます。
その後、麹室、槽場(ふなば)〔搾り機のある場所〕などを案内しもう一度店の方に回っていただき
簡単に地酒北国街道や桑酒のご説明をさせていただいた後、お隣のすし慶さんに移動です。
昨年は寒い蔵での試飲でしたが、今年はお料理まで楽しんでいただけます。
その前に、すし慶の社長さんの貴重な賤ヶ岳合戦の屏風を見学させてもらい、ご主人の見事な話術に皆さん聞きほれていらっしゃいました。
私もご近所に住みながら、こういう機会もめったにございませんので完全にお客さんになっておりました。
昨年の「松徳硝子製うすはり大吟醸グラス」と今年は新たに「RIEDEL社製大吟醸グラス」とを選ぶことができ、陶器製のお猪口で飲み比べをしていただきながら、簡単にお酒の説明をさせていただきました。
お上手なすし慶の社長さんのお話の後でしたので、これまたやりにくい。汗
なごやかな雰囲気の中で今回は
①純米大吟醸 翔
②純米吟醸しぼりたて生酒(無濾過)
③しぼりたて生酒(無濾過)
④桑酒
の4種類のお酒の試飲をしていただきました。
この写真はわざとぼかしております、ということにしておいてください。
その後、すし慶さんの伝統の味鯖寿司を油甚さんのお隣に座らせていただき、私もご一緒にご馳走になりました。
おいしいお料理をいただいた後、皆さんは木之本の町を散策に。
私は店番に。
何人かのお客様が、今日飲んで気に入ったお酒をお買い求めくださいました。
もちろん油甚さんも「『こね』もらうわ」と「湖音」(こと)と桑酒をお買い求めくださいました。
ありがとうございました。「こね」でもなんでも使わせていただきます。笑
こうして私にとっては阪急の催事が終わってからの第2の行事を無事終えることができ今はほっとしてこのブログを書いております。
昨年に引き続ききてくださいましたお客様、また今年初めて木之本へお越しくださったお客様。
蔵見学、お酒は楽しんでいただけましたでしょうか。
お客様の目には木之本はどのように映ったのでしょうか。
気になるところでございます。
(追伸)「油甚さんと同級生です」とつい口走ったもので、歳がばれてしまいました。