欧米と日本

テーマ:農林水産業
諸説がありますが、1492年にアメリカ大陸がコロンブスによって発見され、ヨーロッパからアメリカ大陸への移民・虐殺・統治が始まることとなり、それから280年の歳月を経て、1776年にアメリカが建国された。2週間ほど前だったと思うがネットの記事で、アメリカ大陸の森林面積は当時の2%しか残っていないそうだ。そういえば、アメリカ大陸の大部分は砂漠か枯れた土地である。

一方日本列島に同じ事を当ててみるが、日本列島の80%は森林であり2000年前に比べれば森林面積は減少していましょうが、アメリカ大陸の減少率とは比較にならない。この違いは何か?

森林を伐採した後に、手入れをして来たかいないかの違いである。

中国が日本の地下水資源を確保しようと躍起になっていることは以前にも触れましたが、日本人のように節度を持って使い、将来を考えないような民族に大事な地下水資源を貪られたら、子孫に残す禍根は計り知れない。

アメリカでは準砂漠地帯において深く井戸を掘り、地下水を大量に汲み上げて、農耕をおこなっている。その結果、地下水の枯渇が深刻な状況になりつつあるそうだ。原油がなくなっても代替資源があるが、水に替わるものはない。

縄文・弥生時代から農耕民族として生きてきた日本民族は、森林や水をとても大切にしてきた。それに比べて、アメリカ人などの狩猟民族は、農耕民族とは観点も発想も全く異なり、獲物がいるところを探し、他の民族のものを搾取しながら、生き延びてきた民族である。

日本でも食生活などがやや欧米化した今日、少し変化が起きている。加えて、産業構造が農林水産業を疎かにしており、軌道修正が必要な時期に入っています。私たちは、森林資源の現状に目を向け、水資源を大切に使うことを今一度意識づけする必要があると思います。このままではいいとは思えません。一人ひとりの意識の中で、森林への関心を高め、水がどれほど重要な資源かをより深く見つめて行くように努めることが求められているでしょう。

美味しいご飯も、美味しいお酒も、美味しい野菜や果物も、その他のいろいろな食べ物も。
すべてがいい水のお陰でつくられていることを喜び、子どもや孫たちの時代にも、同じ状態が続いて行くように、考えて行動したいと思います。

感謝
船浅 藤居昌幹



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