喉元すぎれば

テーマ:あったかい家
喉元過ぎれば熱さを忘れる。


熱いものも、飲みこんでしまえばその熱さを忘れてしまう。
転じて、苦しい経験も、過ぎ去ってしまえばその苦しさを忘れてしまう。
また、苦しいときに助けてもらっても、楽になってしまえばその恩義を忘れてしまう。
などの意がある。


今日は阪神淡路大震災が発生した日です。
当時の犠牲者の方々のご冥福を心からお祈りします。

阪神淡路大震災

発生は午前5時46分くらいだったでしょうか?
長浜は震度5でしたから、テレビで事実を知るまでは長浜が震源地かと思うくらいの大きな揺れでした。
あれから19年、月日の流れは早いものだと感じます!!


日本の近代都市で起きた初めての大震災で
高速道路があんな風に倒れてしまったり

高速道路損壊  高速損壊とバス

ビルの損壊など

ビル損壊  ビル損壊2

これって現実なのか、映画なのかと疑いたくなる光景でした。


この地震を契機に、建築基準法が大きく見直されることになり、
住宅を含む建物の耐震基準が高くなりました。


当時、震災発生から3日目に神戸の友人のところへ行き
物資を届けるお手伝いにしばらく従事しました。
このときの経験から、地震に強い家づくりを強く意識することとなり

「住む人の生命と財産を守る家」づくりに努力し、今日に至っています。

当時、まず手がけたことは、強い基礎をつくること。
コンクリート1回打ちのベタ基礎を採用し、続けています。

ベースコンクリートと立上りのコンクリートを一回で打つことにより
1)基礎の強度があがります。
2)打ち継ぎが無いため、シロアリの心配が無く、薬剤による防蟻工事をしなくて済むので
強度だけでなく、住む人の健康にも役立つ基礎となります。

そして、8年前からは基礎を断熱することを始めました。
また、基礎の配管などからのシロアリの侵入を防ぐため、物理的な防蟻施工も始め、
地下熱を利用できる換気システムも取り入れた結果、
床下を含む室内の住環境が、あんしん安全のクリーンな空気環境を実現しています。


こうして振り返ると、
本物の健康を訴求し始めたきっかけは阪神淡路大震災と言えます。


今でも脳裏に焼き付いて忘れられない光景は
西宮市役所の庁舎前に積み上げれられていた
膨大な数の、真新しい棺の山です。

思わず手を合わせ、多くの亡くなった方の冥福を祈らずには居られませんでした。
これが、今の仕事の原点だと思います。


今の時代は、健康住宅を標ぼうする工務店がたくさんありますが、
基礎から考えて施工している工務店さんは10%にも満たないのです。


私は、地域の皆さんには、基礎から考える「ほんものの健康住宅」を建てさせていただくことで貢献し
併せて、基礎から考えて施工する工務店さんが一社でも増えるように努力し、商いをして行きたいと考えているところです。


人は、過去を忘れることにより、未来に向かって生きていけることも多くあります。
でも、忘れてならないことがあり、強く意識して未来につないでいくことも大事だと思うのです。

明日と明後日の二日間、18日、19日は
弊社の体感ハウスで賢学会を開催します。
基礎から考える「ほんものの健康住宅」を学んで
確かな健康住宅を建ててください。

感謝
船浅 藤居

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