アスナロという木
テーマ:森林と家
2012/07/06 15:00
石川県の能登半島に多数分布しているアスナロという木があります。
この木は、耐久性・耐候性が高くとても腐りにくい木です、住宅では土台や床材などに使います。能登では造作材としても使われます。
アスナロの床材の上で昼寝をしていると蚊に刺されないそうです。(私に経験はありませんが・・・、地元の方のお話しです。)
独特の香りを持ち、香りですから人により好みはあります。
昨日は、能登の穴水の木材市に行き、アスナロの原木の買い付けに立会いました。
競りで買うことができた原木は、能登半島の富来町にある津田製材所さんで製材してもらい、乾燥・仕上加工をして、長浜へ持ち帰ったり、全国へ出荷したりして、健康住宅の造作建材として供給させていただいております。
製品としては
構造材として、土台、大引、柱、外装下地材など。
造作材として、外装仕上材、内装仕上材、床材など。
皆さんに使って頂きやすいように、必要な数量で発送しています。
一例を上げますと、浴室につながる洗面脱衣室などの床・壁・天井材として、FAXやメールでいただいた図面に合わせて必要枚数だけ現場にお届けしますから、現場で発生する端材がほとんど出ません。
私たちの健康にカビやダニは大きな影響を及ぼします。
特に浴室や洗面脱衣室は湿気が多く、カビやダニの温床です。
そのような部屋にアスナロなどの良質な健康建材を使うことは大切です。
ご参考までに
感謝
船浅 藤居
この木は、耐久性・耐候性が高くとても腐りにくい木です、住宅では土台や床材などに使います。能登では造作材としても使われます。
アスナロの床材の上で昼寝をしていると蚊に刺されないそうです。(私に経験はありませんが・・・、地元の方のお話しです。)
独特の香りを持ち、香りですから人により好みはあります。
昨日は、能登の穴水の木材市に行き、アスナロの原木の買い付けに立会いました。
競りで買うことができた原木は、能登半島の富来町にある津田製材所さんで製材してもらい、乾燥・仕上加工をして、長浜へ持ち帰ったり、全国へ出荷したりして、健康住宅の造作建材として供給させていただいております。
製品としては
構造材として、土台、大引、柱、外装下地材など。
造作材として、外装仕上材、内装仕上材、床材など。
皆さんに使って頂きやすいように、必要な数量で発送しています。
一例を上げますと、浴室につながる洗面脱衣室などの床・壁・天井材として、FAXやメールでいただいた図面に合わせて必要枚数だけ現場にお届けしますから、現場で発生する端材がほとんど出ません。
私たちの健康にカビやダニは大きな影響を及ぼします。
特に浴室や洗面脱衣室は湿気が多く、カビやダニの温床です。
そのような部屋にアスナロなどの良質な健康建材を使うことは大切です。
ご参考までに
感謝
船浅 藤居
木製サッシ
テーマ:森林と家
2012/02/04 08:31
よう降りました。今年は寒さが厳しい冬ですね。
そんな大雪の最中に、金沢へ研修に行って来ました。
一昨日、2日は午前9時頃にこちらを出発。
3時間少しかけて、雪道の北陸道を北進して、12時頃に無事到着。
午後はしっかりと研修の時間。夜は、美味しい肴で、美味しい金沢の地酒を頂きました。
そして昨日、3日の午前中はこちらの会社を訪問。木製建具屋さんです。
今は外装建具の主流はアルミサッシですが、
私どもは樹脂サッシを使っています。
それは、温熱環境のいい家を実現するには不可欠のアイテムだからです。
でも、なんか物足りない。樹脂サッシはとてもいいんですけど・・・
やはり、この「森の窓」さんという会社がつくっている「木製サッシ」には敵いません。
見学して、感動の一言です。
アルミと木の複合サッシもあります。
使われている木は、能登産の杉とアスナロ。長野産の信州カラ松。国内の栗などです。
温かみのある木製サッシ。
この感動を、お客様の手元にお届けしたい^^ですね。
この春から取り扱いを始めます。
いい窓ですよ^^
感謝
そんな大雪の最中に、金沢へ研修に行って来ました。
一昨日、2日は午前9時頃にこちらを出発。
3時間少しかけて、雪道の北陸道を北進して、12時頃に無事到着。
午後はしっかりと研修の時間。夜は、美味しい肴で、美味しい金沢の地酒を頂きました。
そして昨日、3日の午前中はこちらの会社を訪問。木製建具屋さんです。
今は外装建具の主流はアルミサッシですが、
私どもは樹脂サッシを使っています。
それは、温熱環境のいい家を実現するには不可欠のアイテムだからです。
でも、なんか物足りない。樹脂サッシはとてもいいんですけど・・・
やはり、この「森の窓」さんという会社がつくっている「木製サッシ」には敵いません。
見学して、感動の一言です。
アルミと木の複合サッシもあります。
使われている木は、能登産の杉とアスナロ。長野産の信州カラ松。国内の栗などです。
温かみのある木製サッシ。
この感動を、お客様の手元にお届けしたい^^ですね。
この春から取り扱いを始めます。
いい窓ですよ^^
感謝
秋の彩り
テーマ:森林と家
2009/11/07 09:45
秋も晩秋を向かえ、彩を整えています。
とは言え、なかなか紅葉を楽しみに出かける余裕が無いのが実情で、人の話などで楽しんでいます。
人の話を聞いていて気づくことは、この長浜を含む湖国の雄大な自然環境の豊かさです。
東に伊吹山をいただき、西に琵琶湖をたずさえて、日常をこのような自然環境の中で過ごせることの喜びはひとしおです。
今日は、息子の行っている高校の保護者会による野外昼食会という催しがあり、これから出かけます。
岐阜県の瑞浪市ですが、この東濃地区も恵那峡などがあり、自然豊かな環境です。少し、秋の自然を楽しんでこれそうです。
日本の四季の豊かさは、世界に類のない豊かさです。この豊かさを、子どもたちの未来にもしっかりとつないで責任は、私たちの世代にあると思っています。
鳩山政権により、Co2削減に向けての舵が大きくきられました。その実現の可否と困難性はともかくとして、私たち日本人の生活は、大いに見直す時期なのでしょう。
家づくりも、イニシャルコストは増えますが、ランニングコストで十分に回収できる、断熱・気密性能の高い、温熱環境のいい家が、当たり前になる時代に舵がきられればと願います。
感謝
とは言え、なかなか紅葉を楽しみに出かける余裕が無いのが実情で、人の話などで楽しんでいます。
人の話を聞いていて気づくことは、この長浜を含む湖国の雄大な自然環境の豊かさです。
東に伊吹山をいただき、西に琵琶湖をたずさえて、日常をこのような自然環境の中で過ごせることの喜びはひとしおです。
今日は、息子の行っている高校の保護者会による野外昼食会という催しがあり、これから出かけます。
岐阜県の瑞浪市ですが、この東濃地区も恵那峡などがあり、自然豊かな環境です。少し、秋の自然を楽しんでこれそうです。
日本の四季の豊かさは、世界に類のない豊かさです。この豊かさを、子どもたちの未来にもしっかりとつないで責任は、私たちの世代にあると思っています。
鳩山政権により、Co2削減に向けての舵が大きくきられました。その実現の可否と困難性はともかくとして、私たち日本人の生活は、大いに見直す時期なのでしょう。
家づくりも、イニシャルコストは増えますが、ランニングコストで十分に回収できる、断熱・気密性能の高い、温熱環境のいい家が、当たり前になる時代に舵がきられればと願います。
感謝
子供たちの未来のために
テーマ:森林と家
2009/04/30 20:30
体感ハウスよりご案内させていただきます。
体感ハウス外観・・・ 体感ハウスへの案内地図
5月2日(土曜日)と5月3日(日曜日)の二日間、体感ハウスにて春の体感フェアーを行います。
どうぞお気軽に遊びにきてください。
時間は二日とも、午前10時から午後5時まで・・・。
温熱環境の性能表示「4」という高いレベルの住宅の断熱性能は、
環境問題を抱える人類にとって、その克服に向けての必要な性能です。
また、無垢材の床板や天井板のやわらかい感触や、ほんものの珪藻土の壁、ほんものの珪藻土が含まれた珪藻クロスなどがつくり出す住空間は、体を癒す雰囲気を醸し出しています。
写真や文字ではわからない「体感」というキーワード。
21世紀につながる長期優良住宅の本質をお確かめいただきたいと思います。
子供たちの未来につないでいくために!
感謝
船浅 藤居昌幹
体感ハウス外観・・・ 体感ハウスへの案内地図
5月2日(土曜日)と5月3日(日曜日)の二日間、体感ハウスにて春の体感フェアーを行います。
どうぞお気軽に遊びにきてください。
時間は二日とも、午前10時から午後5時まで・・・。
温熱環境の性能表示「4」という高いレベルの住宅の断熱性能は、
環境問題を抱える人類にとって、その克服に向けての必要な性能です。
また、無垢材の床板や天井板のやわらかい感触や、ほんものの珪藻土の壁、ほんものの珪藻土が含まれた珪藻クロスなどがつくり出す住空間は、体を癒す雰囲気を醸し出しています。
写真や文字ではわからない「体感」というキーワード。
21世紀につながる長期優良住宅の本質をお確かめいただきたいと思います。
子供たちの未来につないでいくために!
感謝
船浅 藤居昌幹
森林と家
テーマ:森林と家
2009/03/17 11:00
林業について考えてみたい。
全国の36都道府県に40ある林業公社は、膨れ上がった長期債務(1兆1794億円)で身動きがとれなくなっている。滋賀県にある2つの林業公社の債務の合計は1080億円になっており、その行方はまだ決まっていません。
まず、原因は何か?
①木材価格の長期低迷。昭和58年ごろの価格の7~8分の1というのが今の相場。
②役人の天下り人事による経営の問題。
①の原因は、外国からの安い木材が流入したこととされる。確かにその要因は大きいのですが、根本原因は、林業を含む、第一次産業に対する、国家並びに国民の意識の変化だったと思います。
②は言うまでもありません。
昭和35年過ぎから始まった日本の高度経済成長の時代。この時代に、産業構造は大きく変化して行き、働く場所は農林水産業を営んでいた地方から都市へと移っていった。同時に、それは高収益を生む大企業が増えていく反面、農業、林業、水産業は成り立たなくなっていったということでしょうか。
日本の森林の総面積は2510万ヘクタールで、国土の66%です。国が管理する国有林が784万ヘクタールで、民間が所有する民有林が1728万ヘクタールです。そのうち、話題にしている全国の公社が管理する森林の合計面積は40万ヘクタールです。民有林には個人や法人などの所有が居て手入れをなされている森林もありますが、所有者にも、公社にも手入れをされていない、放置されている民有林が多いのも事実です。
先日、鳥インフルエンザの備えで、マスクのことを書きましたが、それより深刻なのは、農林水産業の衰退かも知れません。先日のG20の財務大臣・中央銀行総裁会議でも、新興国の発言力が目立ちました。それが何を意味するのかというと、先進国の生活をする人が着々と増加していることを物語っており、海外に食料を依存しているわが国は、やがてその国の生活が向上していった時に、或いは地球環境の変化で農作物の収穫に大きく影響がった時に、それらの国から食料を輸入することがどこまで可能なのでしょうか。木材にしても、世界的に森林の減少は深刻で、やがて輸入は困難になるでしょう。
私の義父は、山の仕事が大好きで、毎日山に入っています。私も今の仕事の傍ら、義父の手伝いをしようと思っています。そのようなことを考え、行動に起こす人も少しですが増えています。金融危機を端にした今の経済問題をチャンスとして、生きることの基本産業である、農林水産業を今一度見直していかなければならないでしょう。
それには、国家の財政的な支援がなければ困難な話だと思います。それは、支援を受ける側が甘える仕組みではなく、生きることの基幹産業として育成することを目的に、他の収益を上げる産業から資金を回すという観点が必要です。国家は、農林水産業は「命を支えるとても大事な仕事であること」を教育し、農林水産業で経営が成り立ち、ある水準の所得となるように構造改革をしていかなくてはならないでしょう。スーパーから商品が減るのは時間の問題とも言われています。このような問題が顕著にならない今のうちに、身近なところから変えていくことが肝要だと思うのです。
私どもの会社は、日本の木材を一本でも多く使って、家をつくり、家を改修することが仕事です。そのために、大工職人を育成することを仕事としています。一人の青年が一人前の大工になって稼いでくれるまでには、まず3年の年月を要します。その間は会社にとっては投資なので、途中で辞める青年も居ますので、厳しい現実と闘いながら育てているのが実態です。それでも、大工職人が一人でも多く育ち、日本の木材を一本でも多く使うことにつながれば、微力ながら、林業の未来に貢献できると信じています。今年も数年後の需要に備えて、木材を準備させていただきました。よく考えれば、それらのことは、自然の恵みの恩恵であり、支えてくださるお客様や社会の恩恵であると感謝しています。
長くなりましたが、農業、林業、水産業に従事することが誇りとなる社会になればと願い、今日を大事に生きたいと思います。大工職人になりたい方、どうぞ門戸をたたいてください。
感謝
船浅 藤居昌幹
全国の36都道府県に40ある林業公社は、膨れ上がった長期債務(1兆1794億円)で身動きがとれなくなっている。滋賀県にある2つの林業公社の債務の合計は1080億円になっており、その行方はまだ決まっていません。
まず、原因は何か?
①木材価格の長期低迷。昭和58年ごろの価格の7~8分の1というのが今の相場。
②役人の天下り人事による経営の問題。
①の原因は、外国からの安い木材が流入したこととされる。確かにその要因は大きいのですが、根本原因は、林業を含む、第一次産業に対する、国家並びに国民の意識の変化だったと思います。
②は言うまでもありません。
昭和35年過ぎから始まった日本の高度経済成長の時代。この時代に、産業構造は大きく変化して行き、働く場所は農林水産業を営んでいた地方から都市へと移っていった。同時に、それは高収益を生む大企業が増えていく反面、農業、林業、水産業は成り立たなくなっていったということでしょうか。
日本の森林の総面積は2510万ヘクタールで、国土の66%です。国が管理する国有林が784万ヘクタールで、民間が所有する民有林が1728万ヘクタールです。そのうち、話題にしている全国の公社が管理する森林の合計面積は40万ヘクタールです。民有林には個人や法人などの所有が居て手入れをなされている森林もありますが、所有者にも、公社にも手入れをされていない、放置されている民有林が多いのも事実です。
先日、鳥インフルエンザの備えで、マスクのことを書きましたが、それより深刻なのは、農林水産業の衰退かも知れません。先日のG20の財務大臣・中央銀行総裁会議でも、新興国の発言力が目立ちました。それが何を意味するのかというと、先進国の生活をする人が着々と増加していることを物語っており、海外に食料を依存しているわが国は、やがてその国の生活が向上していった時に、或いは地球環境の変化で農作物の収穫に大きく影響がった時に、それらの国から食料を輸入することがどこまで可能なのでしょうか。木材にしても、世界的に森林の減少は深刻で、やがて輸入は困難になるでしょう。
私の義父は、山の仕事が大好きで、毎日山に入っています。私も今の仕事の傍ら、義父の手伝いをしようと思っています。そのようなことを考え、行動に起こす人も少しですが増えています。金融危機を端にした今の経済問題をチャンスとして、生きることの基本産業である、農林水産業を今一度見直していかなければならないでしょう。
それには、国家の財政的な支援がなければ困難な話だと思います。それは、支援を受ける側が甘える仕組みではなく、生きることの基幹産業として育成することを目的に、他の収益を上げる産業から資金を回すという観点が必要です。国家は、農林水産業は「命を支えるとても大事な仕事であること」を教育し、農林水産業で経営が成り立ち、ある水準の所得となるように構造改革をしていかなくてはならないでしょう。スーパーから商品が減るのは時間の問題とも言われています。このような問題が顕著にならない今のうちに、身近なところから変えていくことが肝要だと思うのです。
私どもの会社は、日本の木材を一本でも多く使って、家をつくり、家を改修することが仕事です。そのために、大工職人を育成することを仕事としています。一人の青年が一人前の大工になって稼いでくれるまでには、まず3年の年月を要します。その間は会社にとっては投資なので、途中で辞める青年も居ますので、厳しい現実と闘いながら育てているのが実態です。それでも、大工職人が一人でも多く育ち、日本の木材を一本でも多く使うことにつながれば、微力ながら、林業の未来に貢献できると信じています。今年も数年後の需要に備えて、木材を準備させていただきました。よく考えれば、それらのことは、自然の恵みの恩恵であり、支えてくださるお客様や社会の恩恵であると感謝しています。
長くなりましたが、農業、林業、水産業に従事することが誇りとなる社会になればと願い、今日を大事に生きたいと思います。大工職人になりたい方、どうぞ門戸をたたいてください。
感謝
船浅 藤居昌幹