湧水

一大事とは
即今唯今の
ことなり　　（正受老人）
これは、今年の２月８日の薬師如来様の日に、私の師匠であった、多田幸寺前住職の中島義観和尚が遺してくださった、最後の言葉である。
あの日、多田幸寺の本尊である薬師如来様のお祭りでした。和尚は、お祭りの法要が終わった直後に、本堂から出られたところでお亡くなりになりました。大往生でした。それでも、寂しいことに変わりはありません。多田幸寺様とわが社は何代にも渡る古いお付き合いで、私は、この世に生まれたと同時に和尚との出会いがあったのです。
和尚の最期の日を振り帰りますと、私たちに、時間を大切にして生きることの尊さを教えてくださいました。それは、いのちとは何かを問いかけ、お答えいただいたことだったと思います。お通夜のとき、和尚の遺影は正に御仏の笑顔そのもので、私たちに、「おいおい悲しむな！わしは往生したのじゃ」と今にも語りそうなお写真でした。
その和尚が、私たちに無言の言葉として書き残していたものが、一大事・・・だったのです。
いのちのある今を無駄にするな！くよくよせずに真剣に生きよ！というメッセージでした。
今が一番大事。和尚が遺した遺訓を噛み締め、みなさんに喜んでいただける家づくりに邁進していきたいと思います。
感謝
船浅社長　藤居昌幹

初夏を感じる陽気の今日この頃です。今年も早４月下旬、一年も３分の１が過ぎようとしているのかと思うと、時の流れの速さを強く感じる昨今です。例春は、新しい芽が生まれ育ち始める、心温かな季節でもありますね。
春夏秋冬の四季が豊かな日本の季候。大自然の恵みは計り知れないものがあり、そのお陰で生きていることを私たちは深く自覚しなければ、やがて取り返しのつかないことになりわしないかと、心配な毎日です。
ソーラーサーキットの家が実現する「いい家」は、この問題を真正面から考え取り組んでいる「家」であり、船浅もそのことを真剣に考え、皆様と高い次元の価値を共有して、ご理解をいただいて一棟一棟心を込めて普請をさせていただいています。今月末には、船浅が建築させていただいた新しい「家」が完成の運びとなります。今年もまた、多くの皆様に、この「家」の価値を理解していただけるように努力しているところです。これもすべて、大自然の恵みなくしては実現は出来ないこと・・・。このことの尊さを自覚して、「いい家」を実現していきましょう！
未来に！地球に！家族に！
感謝
船浅社長　藤居昌幹

普請をするということ・・・
普請とは、普くの方に請い願う、の意味だそうです。
今でこそ、家を建てるとき、即ち家の普請をするときには、機械力（例えば、上棟時にはレッカーを使う）に頼っています。それは、ここ半世紀の間に変化してきた結果です。それまでは、上棟は丸棒と滑車を組み合わせた道具を使って、人力によって行なっていました。つまり、多くの人の手によって、力が合わされなければ、上棟は出来なかったのです。（およそ50人くらい）
よく考えれば、今日も同じようなことが言えるでしょう！確かに機械を使うことが増えましたが、多くの人の手に頼らなければ、家は建って行きません。基礎工事に始まり、上棟、屋根工事、外壁工事、大工工事、建具工事、内装工事・・・と、いろいろな職人さんの手、更にそれぞれの工程で使う材料、道具などを製造したり、運んだりと、直接に建設には関わらなくても、陰で支えてくれている人たちの手によって、家は完成して行きます。
お陰様で・・・という感謝の心。
家は買うものではなく、建てることであり、普請であることを、今一度深く考えてみたいと思います。
感謝
船浅社長　藤居昌幹

平成20年の長浜曳山祭も無事に終了し、いよいよ長浜も春本番から初夏へと季節が移って参ります。先週はたいへん忙しい一週間でした。曳山祭があったこともありますが、実は、16日の午後に、東京のホテルオークラにて、ソーラーサーキットの全国大会が開催され、これからの営業展開についての方針発表など新たな動きが始まりました。
スットプ・THE・温暖化が待ったなしの昨今、私たちがソーラーサーキットの家の普及推進に更なる努力を重ね、省エネ効果が高く、空気品質のいい家をつくることが、求められる社会になっていることは疑いありません。
そのようなタイミングの中で、昨日の19日（土曜日）には、滋賀のソーラーサーキットの家づくりの会が主催して、長浜ドーム宿泊研修館にてユーザー向けのセミナーを開催し、多くの方にご参加をいただきました。

ソーラーサーキットの家の新しい「キャッチコピー」は、

　　家づくりは、
　　「ソーラーサーキット」を
　　調べてからでも
　　遅くはありません。

です。これから家を建てようという方、いろいろと勉強をされていると思いますが、是非、ソーラーサーキットのホームページなどを見て、お近くの体感ハウスや住んでいるユーザー様の家を訪問され、あなたご自身の肌で、温熱環境のいい家の良さを体感してみてください。

私も、「外断熱・二重通気の住みごこち」の「ソーラーサーキットの家」に入居して、１年と６ヶ月が経ちました。家族のみんなが喜べて、心にも体にも優しいいい家であることを実感しています。

私は、みなさんが勉強されて、本当に「いい家」の実現がなされますことを、心から願っています。
感謝

船浅社長　藤居昌幹

船浅の社長が綴る、ブログ「湧水」を引越しいたしました。長浜は、曳山祭の囃子の音が賑やかに響いています。
湧水は、皆様と一緒に、住み心地のいい家のつくり方と住まい方を考えていくブログです。
心新たに、取り組んで参りますので宜しくお願いします。
感謝

船浅社長　藤居昌幹