被害者感情
テーマ:ブログ
2009/01/21 18:23
本日「長浜地区保護司会」の研修会があり出席してきました。研修の内容は「低年齢対象者の処遇について」ということで、実例として15歳の女子中学生に対しての対応方法を学習するものです。
両親がサジを投げてしまったような札付きの不良少女が「どんどんと深みにはまって行く」という、よく耳にするパターンです。保護司として何が出来るのか?何をしなければならないのか?
「両親にもっと真剣になってもらう」「学校の先生と共同で更正の道に戻す」「将来の夢を一緒になって模索しよう」いろいろと意見が出てきました。
私は、不勉強な保護司の代表ですので、内心で「こんなもん、どうしようもないがな…」と不謹慎なことを考えていました。
最後に、昨年の法改正について一年の実情報告がありました。
実は、昨年法改正があり刑務所入所者が仮出所する際にその被害者感情が考慮されるようになりました。
例えば懲役3年の実刑判決を受けた者でも2年ほど経過して刑務所内での成績が良好であると、仮出所の検討が委員会で行なわれます。従来ですとこの委員会でOKとなると、この人間は仮出所として社会に復帰します。そして、刑期満了まで保護観察になり、私たち保護司と面談して生活の状況を都度報告し指導を受ける事になります。
昨年の法改正以後は、仮出所の前に保護司が被害者の感情を調査し、これを踏まえて決定がなされるようになったのです。
昨年滋賀県下でこの調査がなされた事件は、僅か1件だけとの事です。どんな事件のときに、この調査がなされるのかは不明です。
「加害者には刑期満了まで刑務所に入って罪を償って欲しい。被害者は全員そうと思っているに違いない。」と考えていたのですが、実際はそんな単純なものでは無いようです。「早く社会復帰して、被害を弁済してもらいたい」「出所したら、先ず真っ先に誤りに来て欲しい」など多種多様な意見があるようです。
犯罪被害者の気の毒な人たちには、なった者でないと理解できない複雑な心境を抱いているようです。
両親がサジを投げてしまったような札付きの不良少女が「どんどんと深みにはまって行く」という、よく耳にするパターンです。保護司として何が出来るのか?何をしなければならないのか?
「両親にもっと真剣になってもらう」「学校の先生と共同で更正の道に戻す」「将来の夢を一緒になって模索しよう」いろいろと意見が出てきました。
私は、不勉強な保護司の代表ですので、内心で「こんなもん、どうしようもないがな…」と不謹慎なことを考えていました。
最後に、昨年の法改正について一年の実情報告がありました。
実は、昨年法改正があり刑務所入所者が仮出所する際にその被害者感情が考慮されるようになりました。
例えば懲役3年の実刑判決を受けた者でも2年ほど経過して刑務所内での成績が良好であると、仮出所の検討が委員会で行なわれます。従来ですとこの委員会でOKとなると、この人間は仮出所として社会に復帰します。そして、刑期満了まで保護観察になり、私たち保護司と面談して生活の状況を都度報告し指導を受ける事になります。
昨年の法改正以後は、仮出所の前に保護司が被害者の感情を調査し、これを踏まえて決定がなされるようになったのです。
昨年滋賀県下でこの調査がなされた事件は、僅か1件だけとの事です。どんな事件のときに、この調査がなされるのかは不明です。
「加害者には刑期満了まで刑務所に入って罪を償って欲しい。被害者は全員そうと思っているに違いない。」と考えていたのですが、実際はそんな単純なものでは無いようです。「早く社会復帰して、被害を弁済してもらいたい」「出所したら、先ず真っ先に誤りに来て欲しい」など多種多様な意見があるようです。
犯罪被害者の気の毒な人たちには、なった者でないと理解できない複雑な心境を抱いているようです。