香りの小道

いよいよ明日から消費税の増税です。
増税前の駆け込み需要を少し期待しておりましたが、これは想像どうりに大したことありませんでした。市内の大型小売店は大勢の人で込み合っておりましたが、我が羽淵商店はいつも通りの閑散とした状態ですし、卸の注文もいつもの月と比較して増加しているということもありません。

しかし、我が家では嫁いだ長女がおおハシャギしておりました。

「増税前に肉をたらふく食べておかねば！」

と、親戚各位に連絡をして召集をかけておりました。昨日は長女が集合をかけた日であります。

長女の家族と次女の家族と家内の実家の伯父さんと叔母さん、さらには虎姫にいる私の弟の家族。私たち夫婦はもちろん参加です。大人10名と幼児3名で、食べ放題の焼き肉店を6時からセッティングしてくれました。

私も焼き肉は大好物でありますが、さすがに年齢を重ねると「食い放題・飲み放題」はきついです。

楽しく賑やかな席についつい箸が進み、気がつけば体重が大台を突破してしまいました。

税金も上がりますので、明日から節制する事をここに宣言します。

先日、今年長浜バイオ大学を卒業するＭ君が訪問してくれました。残念ながら私が不在であったので、家内に「長い間お世話になりました。」とのご挨拶の伝言を承りました。

彼が二回生の時に、当時パウの２階で開催されていた「東北元気市場」を会場にお借りして「石鹸作り講座」を一緒に開催したのがきっかけで、以後２年間お付き合い頂きました。この２年間はバイオ大学の学生さんたちが町中で活動する時、いつも彼を窓口として色々なご無理をお願いして参りました。

「長浜曳山祭りのボランティアを集めて。」
「ゆかた祭りがあるんだけど、何か面白いことしたら。」
「八幡宮のお神輿を担いでみない。」

依頼するたびに、熱心に学校の中を駆け回って、みんなに声をかけてくれました。また、逆に彼も後輩たちを連れてきて、いろいろと依頼をしてくれます。

「教育関係の方とお話したいのですが、誰か紹介して。」
「今度、後輩が町中で活動したいと言っているのですが、いい場所ありませんか。」
「研究発表会をするので羽淵さんも来てください。」
「商店街の鍋を貸して、照明器具を貸して下さい。」

私も可能な限り力添えを致しました。

私たちは親子以上に年の隔たりがあるのですが、そんなことは関係なく、気が着けばいつの間にか信頼関係と一種の友情が確固たる物になっていました。

せっかく来てくれたのに、お会いできなかったので、電話をかけてお別れを言うことにしました。電話の向こうの声を聞きながら、一緒になって動きまわった事・一緒に食事をしたこと・いろいろな思い出が頭の中を駆け巡ります。

「羽淵さん、これからも後輩たちが相談に行くと思います。適当で良いので相手してやってください。」

「わかったよ。適当じゃなく真剣に面倒見るよ。色々とお世話になってありがとう。」

「こちらとそ、ありがとうございました。頑張ります。」

元気な声が逆に私を励ましてくれます。
彼の後輩たちと付き合いながら、第二・第三のＭ君が現れることを期待します。

随分前から庭の竹垣が傷んでおりまして、気になっておりました。「みっともないなぁ。また時間を見つけて修理しなくては…」と思いながら、４～５年が経過しております。



ちょうど、庇からこぼれる雨水がかかる位置にこの竹垣があるため、特に下部分がかなり朽ちてきました。実はこの竹垣は以前も同様に腐っておりましたので、一度修理したものです。「また修理か。めんどくさいなぁ！！」と思い起こしますと、この前修理したのは確か３０年以上前です。新庄寺町の父親の家にあった竹を貰ってきて、適当の切って釘で固定した事が、つい最近の事のように思い起こされます。

長女の婿さんに「どこかで竹を貰って来て」と頼みました。

そして、翌日立派な竹が１０本ほど届きました。

この竹を使って新調した竹垣です。



やはり「❍❍と畳は新しい方が良い」と申しますが、竹垣も新しい方が気持ちいいです。

今日は晴天に恵まれましたので、以前から約束していた二人の孫たちとお出かけしました。
二人の孫とはもちろん小町ちゃんと康太君です。



長浜駅で待ち合わせをして、ＪＲ新快速に乗りいよいよ出発です。そして何と、二人のママ達はバイバイと手を振ってお見送り。



そうなんです今日は、二人の孫たちと私たち夫婦だけでお出かけなのです。初体験のプチ旅行の行き先は京都水族館でした。



まだ二人が一歳のときに家内がこの孫たちを連れてきた事があるのですが（この時は二人のママも一緒でした。）さすがにこの2年間の成長は著しいものがあります。二人は食い入るように水槽の魚に夢中です。写真を撮ろうと思って「小町ちゃん・康太君こっち向いて！おじいちゃんはコッチですよ！」叫んでも一向に振り向いてくれません。



残念です。

しかし、京都は春ですなぁ～

水族館を出た所にある公園では梅や菜の花が満開です。長浜にもすぐに春がやって来るのでしょうね。春がやってきたらこの二人の孫たちも幼稚園です。



この公園の遊具で無邪気に遊ぶ二人を見ていると、「大きくなったな」と感心すると同時に「幼稚園に行ってしまうと、今のように毎日遊びに来てくれなくなるなぁ」と少し寂しい気持ちになります。

今日はちょっと寂しい孫馬鹿爺さんの独り言であります。

昨日は3番目の孫詩穂ちゃんの初節句のお祝いです。

夕刻に次女の嫁ぎ先に招待されて、夫婦で行ってまいりました。長女の一家もご招待がありましたので、小町ちゃんたちとも合流です。先方のご家族は、詩穂ちゃんも含めると8人所帯の大家族です。そこに私たち5名が加わるのですから総勢13名の祝宴となり、大賑わいです。



「詩穂ちゃん、おめでとう！！」全員で乾杯をして宴の開催です。

妻はこの日のためにと、張り切って「大島のアンサンブル」に初めて袖を通したのですが、「誰も褒めてくれへん！」とチョットご立腹気味です。（私が写真を撮らなかったことも原因のようです。）

でも、そこは孫の祝宴です。楽しくうれしい時間を過ごす事が出来ました。

詩穂ちゃん！ごちそうさまでした！