オクラの筈が…

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夏バテにはオクラを食べるとよい」と言うことを耳にしまして、先月プランタにオクラの種を蒔きました。しばらくすると芽が出てきたのですが、10粒ほど蒔いたはずなのに発芽したのは1本だけです。

「おかしいなぁ?肥料が不足していたのかなぁ?我が家特有の日照不足なのかなぁ?」

色々と詮索していたのですが原因は不明です。

「まぁいいか!」と思いまして、毎朝水やりを欠かさずにしておりました。

苗もある程度成長してきたのですが「何だかおかしいぞ!」葉っぱの形が違うし、本来まっすぐに立つはずの苗が横に広がって行くじゃないですか。

そして、今朝の写真がこれです。

かぼちゃ

これは「オクラ」じゃなくて、どちらから見ても「かぼちゃ」

おとぎ話しの「シンデレラ」ではかぼちゃが馬車に大変身しましたが、我が家の魔法のプランタでは、オクラがかぼちゃに姿を変えました。どうも蒔いた種の中にかぼちゃの種が混じっていて、それだけが発芽したと思われます。

もちろん、まだ収穫しておりませんが、ネバネバのかぼちゃが出来るかも

カイコの紙芝居

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先日、近所のM旅館のご主人から こんな依頼を受けました。

今度 カイコの紙芝居を作って 子供たちに聞かせることになりました。そこで、物語を作って下さい。

と言って、あらすじを書いたA4版の用紙3枚をおいて行かれました。

私が自治会長をやっている時「伊部町会報」と称する新聞まがいのものを隔月に発行しておりました。Mさんからは、いつもその記事についてお褒めの言葉を頂戴しておりまして、私なら「紙芝居の物語が作れるのでは、」との過大評価をして下さったものと思います。

「そんなの 作れるだろうか?」と不安になりながらも、いつも大変御世話になっている方ですので、「やってみます」安請け合いをしてしまいました。そして、次のような話を作ってみました。すこし長いのですが、よろしければ読んで感想をコメントして下さい。

かいこ三兄弟の話

ここは滋賀県長浜市
姉川沿いのある農家に、今年もかいこの兄弟が生まれました。
青い帽子をかぶっているのが しっかり者の長男カー君
黄色の帽子をかぶっているのは のんびりやさんの次男イー君
赤い帽子は末っ子のおてんば娘 コーちゃんです。
三人はとっても仲良しで、いつも一緒に遊んでいました。

みんなの大好物は桑の葉っぱです。
三人は今日も元気に仲良く桑の葉を食べ始めました。
コー 「今日の葉っぱは、いつもより美味しいわ!」
カー 「お日様をいっぱいあびて、きれいな水をたくさん吸った葉っぱだからからさ」
イー 「それじゃー なくならないうちに 大急ぎでたべなきゃ」
カー 「大丈夫。だれもとらないし、こんなにたくさんあるのだから」
コー 「ムシャムシャ とってもおいしいわ」
イー 「ムシャムシャ ウッ! のどにつまったよー」
カー 「そんなに急いで詰め込むからさ ゆっくり食べようよ。
ムシャムシャ ごっくん」
三人 ムシャムシャ ムシャムシャ ……
コー 「お腹がいっぱい」
イー 「お腹がいっぱいになったら、眠くなってきたよー」
カー 「それじゃー 三人いっしょにお昼寝しようかな」
三人 グースカ グーグー グースカ グゥーー

カー 「おい!おい! イー君 コーちゃん いつまで寝てるんだい。もうおきなさい!」
コー 「あーっ!(大あくび)あんまり気持ちがよかったので、つい寝すぎちゃったわ」
イー 「せっかく おいしい葉っぱをいっぱい食べてる夢をみてたのに…」
カー 「なに寝ぼけているのだい。さっき桑の葉っぱをいっぱい食べたばかりだろ。
 それよりみんなで散歩に行こうよ。」
イー 「でもね!僕たちはとっても足が遅いんだ。あそこのカタツムリ君より遅いと思うよ」
コー 「そんなことないよ! それー」
カー 「そんなに走っちゃ危ないよー 車や人にふみつぶされないように気をつけて」
イー 「あっ!危ない 自転車だ コーちゃん ストップ! ストップ!」
カー 「だから危ないって言っただろ。右みて左みてよそ見しないで歩こうよ」
コー 「すこし疲れちゃった」
イー 「ほんとだね。でもとっても楽しかったよ」
カー 「じゃー おうちに帰ろうか。またおでかけしようね」

コー  「今日はとっても寒いわ」
イー 「雨も降ってきたし これじゃ凍えちゃうよ」
カー 「大丈夫だよ。もうすぐご主人がストーブを入れてくれるはずだから
 そらご主人さんがやってきた。」
コー 「ほんとうだストーブを入れてくれたわ!」
イー 「だんだん体が温かくなってきた。ありがたい ありがたい」
カー 「これでゆっくり休めるね」

三人の兄弟は、桑の葉をたくさん食べ 運動をいっぱいして ゆっくり眠りました。
そのため、すくすく成長して 体もぐんぐん大きくなってきました。

それから 数日後のことです。

カー 「それじゃー そろそろ家(まゆ)をつくる準備をしようか」
イー 「家(まゆ)って?」
コー 「えっ! イー兄ちゃん 家(まゆ)を知らないの。
 ほら!おとなりのカイコさんはもうつくっているよ」
カー 「しょうがないなぁー僕が作り方を教えてあげるよ
 おっと。その前に御主人さんに ワラを入れてもらわなくっちゃ!」


長男のカー君は頭をもちあげ 口から細い糸を出して 家(まゆ)作りを始めました。
それを見て イー君とコーちゃんも同じように家(まゆ)作りを始めます。
カー 「だれが一番早く作るか競争だ!」
イー 「まってよ お兄ちゃんには勝てっこないよ」
コー 「私絶対に負けないから」

それから三人は大好きだった桑の葉っぱも食べずに。せっせっと家(まゆ)を作り続けました。
家(まゆ)は みるみるうちにできあがりましたが、三人は家(まゆ)のなかに 閉じこもってしまいました。

それから数ヶ月が経ちました。

三人の家(まゆ)は他の家(まゆ)と一緒に熱いお湯の中にういていました。
そこへ女の人がやってきて 
なんと、家(まゆ)をくるくると回しながら糸をとりだしこわしはじめたじゃありませんか。

コー 「ひぇー 目がまわるよー」
イー 「目がまわるよー 遊園地のジェットコースターみたいだ」
カー 「そんなのんきな。わー こりゃーたまらんよー」
だんだん三人の家(まゆ)は 小さくなって行きます。他の家(まゆ)も同じです。
女の人はとりだした細い糸を何本かまとめて一本の糸にして行きました。

そして、この糸は工場に運ばれて美しい着物に姿を変えました。

今日は秋のイベント「長浜着物大園遊会」の日です。通りは着物姿でそぞろ歩く若い女の人であふれています。
その中に このカイコ三兄弟の糸で作られた振袖を着た女性も歩いていました。

コー 「見て見て! あの着物私たちの作った糸で織られたものだよ。とってもきれい!」
イー 「本当だ! すごく素敵だね」
カー 「僕たちがこんなに役にたつのなら これからもがんばらなくっちゃ」

至福の朝

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今日目覚めた時、家内が孫の小町ちゃんを抱いて私の枕元に寝かせて部屋を出て行きました。
「朝食の準備があるので、見ていて。」との事です。

本当は起きようと思っていたのでありますが、孫を枕元に置いてベッドに横になります。

「エッエッ…」「アゥ~」「ヘンヘン…」まだ言葉にならない可愛い声がします。
まだ生まれて10日ほどしかたっていない、赤ちゃんの声です。

時々小さな手が上下に振られます。

わざと顔を近づけると手が頬にぶつかります。いや、ぶつかると言うより、優しく頬を突くという感じでしょうか。

思わず「可愛い!」と心の中でつぶやいてしまいます。

こんなに幸せな朝があって良いものでしょうか。
「この反動が恐ろしいですなぁ~」

小町が家にやってくる。

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今日は長女と初孫の小町ちゃんがH産婦人科医院を退院して、家に帰ってくる日です。

出産直後は新生児室に寝ていたため、ガラス越しにしか対面できなかったのですが、数日前から長女の病室に同室となりました。それからは毎日小町を抱っこする目的で、病室にお邪魔しておりました。そして、間もなく退院して我が家に帰ってきます。

現在、H医院へ迎えに行きましたのは、お婿さんと次女ともう一人「新しくおばあちゃん」となりなした妻の3人です。そのため、私だけが留守番をしています。

退院予定時刻は11時なのですが、もう11時20分。先ほどから、なんども外に出て南からやってくるであろう自動車を見ているのですが、まだです。

「首を長くして待つ」と言うのはこんな状態なのですね。

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