生活保護の功罪

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大阪なんばで個室ビデオ店の放火事故があり、15人もの人命が犠牲となりました。もちろんこの容疑者の自分勝手な凶行は、断じて許されることではありません。長浜でも増加傾向にある、個室型の漫画喫茶などの防火体制に対する疑問なども報じられておりますが、このニュースが報じられたとき次の2点に疑問を感じました。

この男に生活保護の処遇をする必要があったのだろうか?
マスコミ報道を見る限り、この男は働くことを拒否し、ギャンブルにのめり込んでいたらしい。私たちの納めた血税がこんな男の生活保護に使用されていたことに憤りを感じずにはおれません。他の犯罪においても、「何故この犯人に生活保護の支給が?」と首を傾げることも多々あります。行政の窓口となっている福祉課等では「働けない人」と「働かない人」の見極めが厳密に行なわれているのだろうか。結局書類さえ整っていれば、支給決定をしているのではないだろうか。
実は私は17年間保護司をしています。以前、刑務所を仮出所してきた人の面倒を見たことがあります。この方は持病があり服役中から投薬を受けておられました。そのため仮出所後は仕事に就けず生活費を工面することができません。生活保護の申請をすることを勧めたのですが、引受人である母親(年金生活者)から「自分がいるのに人様の迷惑になる事は申し訳ない」と丁重にお断りになった事があります。
「日本国民が最低限の生活を送ることは憲法で保証された権利であり、これを国家が履行することは当たり前である。」と言う権利主張だけが大手を振って歩いている事に不快感を感じるのは私だけでしょうか。

こんな男に何故多額の借金があるのか?
この男性は消費者金融から多額の借金をしていたらしい。
常識的に考えて、生活保護を受けている人には誰もお金を貸さないだろうし、もし貸す人があるとすれば「返ってこない金」とあきらめて貸すしかない。私はサラ金を利用した事が無いのでわからないが、運転免許書や健康保険証などで簡単に借りられてしまうのではないかと思う。
簡単な審査で多額の資金を融通してしまう制度が、逆にこの人間を追いつめてしまった。
これが、凶行に及んだ一因であると思います。

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