♪From The Lake Shore ♪

　「なんちゃっておじさん」が話題になったのはいつごろでしょうね？
かなり前のことで、いまでは「なにそれ？」という方のほうが多いかもしれません。
　どういうものかは、ネットで調べていただくとして、もうひとつ、これはそれほど前ではないのですが、「なんちゃって」という言葉がついた流行がありました。

　流行というほど一般的ではないのですが、たとえば何かカッコイイものがあって、それを形だけ真似て写真に撮ったりするやつです。
　ネットで見てみたら、「なんちゃってボブ」というのがあるんだそうですね。
　髪の毛を切るだけの勇気はないのだけど、ボブにしたいという女性が形だけ真似て、ボブに見える・・・なんちゃってボブ、だそうです。

　あと、松茸の代わりにエリンギを使った「なんちゃって松茸ごはん」なんて、ちょっと食べてみたい気もしますが・・・。(^^♪
　まあ、こういうのって、遊び心があって面白いですね。

　さて、音楽の世界にも「なんちゃって」があって、そういうテクニックはないんだけど、カッコウだけの演奏をしてそれふうに見せる裏技というか、まあゴマカシですけど、あるんですね。
　これは意外に実用的でもあるんです。
たとえば、楽器店に行って新しいギターを見て、「ちょっと試奏させてください」というのはちょっと勇気がいります。
　試奏するからには、それなりに弾けないと非常にカッコ悪いことになります。
　コードをジャラ~ンとひいたり、スリーフィンガーでポロポロンと弾くだけでは、大きな顔はできません。
　やっぱり、スタンダードナンバーのちょっとしたメロディーやコード進行くらいはできないと、とくに値段の高いギターを試奏させてもらうときにはジャズのひとつもできないと。

　でも、ジャズギターをちゃんとやろうとするとクラシックと同じくらい難しいし時間もかかる。
　で、ちょっとだけ難しいコードを有名なメロディーにつけて演奏する・・・それだけで、一見ジャズ風に見える・・・。
　なんちゃってジャズギター。

　やってみました、なんちゃってジャズギターソロ風です。(-_-;)