テープレコーダー

テーマ:花と音楽
 テープレコーダーなんていっても、いまやもう見たこともないというかたが多いでしょうね。
 しかもカセットではなく、オープンリールという6ミリの幅の広いテープを使うものです。TEAC A-6100
 まるで映写機みたいですね。
きょう、物置を整理して、引っ張り出してきました。
 電源を入れてみましたが、やはりちゃんとは動きません。
 
 このテープレコーダーは、アマチュア用ですが1秒間に19センチと38センチのスピードが選択できます。
音質はCDに負けません。
 38センチでまわせば、たぶんCDをしのぐでしょう。

 実際に、放送でもこの規格でした。
 AMでは19センチで、FMも70年代までは38センチで録音していましたが、途中から19センチになりました。
 左側のリール(7インチ)のテープで、19センチで録音すると30分、38センチではわずか15分しか録音できません。
 右側の大きさのリール(10インチ)なら、19センチで1時間、38センチで30分録音できます。

 10年ほど前までは、放送局のスタジオでも、こんなテープが使われていました。
 いまはオーディオファイル(コンピューター)に録音し、コンピューターを使って編集、コンピューターによって送出されています。
 もう、こういうテープは、ごく一部で使われているだけで、ほとんど見かけなくなりました。

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