お雛様めぐり4
テーマ:ブログ
2014/02/11 19:05
本日2回目の投稿です。また懲りもせずに「お雛様めぐり」の続報です。
この人形は、かなり前にこのブログの記事に投稿したものですが、再度紹介します。当家秘蔵の「狆びき官女」であります。
あまり知られておりませんが、昔はお雛様と一緒にこのような人形を飾らる事があったようです。小型犬の一種「狆(チン)」を引いた官女様ですが、昔から育てることが容易なペットとして知られております。又、安産の象徴的な存在の「犬」がモチーフとなっております。このような理由から、女の子の成長を祝う行事に飾られた物と推察できます。
しかし、ネットを駆使して調べてみると「戦後は犬の毛を植毛する技術を持つ職人がいなくなり、また消費者の嗜好の変化もあって、見ることがほとんどなくなった。」との内容が書いてありました。
そう言うと、我が家の狆引き官女さんの犬の毛も、持ち主に似てかなり寂しくなってきました。収納している箱の中にもかなりたくさんの抜け毛が見受けられます。やはり推定年齢150歳は厳しいですね。
がんばれ狆さん。
この人形は、かなり前にこのブログの記事に投稿したものですが、再度紹介します。当家秘蔵の「狆びき官女」であります。
あまり知られておりませんが、昔はお雛様と一緒にこのような人形を飾らる事があったようです。小型犬の一種「狆(チン)」を引いた官女様ですが、昔から育てることが容易なペットとして知られております。又、安産の象徴的な存在の「犬」がモチーフとなっております。このような理由から、女の子の成長を祝う行事に飾られた物と推察できます。
しかし、ネットを駆使して調べてみると「戦後は犬の毛を植毛する技術を持つ職人がいなくなり、また消費者の嗜好の変化もあって、見ることがほとんどなくなった。」との内容が書いてありました。
そう言うと、我が家の狆引き官女さんの犬の毛も、持ち主に似てかなり寂しくなってきました。収納している箱の中にもかなりたくさんの抜け毛が見受けられます。やはり推定年齢150歳は厳しいですね。
がんばれ狆さん。
お雛様めぐり3
テーマ:ブログ
2014/02/11 11:46
先日から我が家の「お雛様めぐり」を紹介しておりますが、本日もその続報です。
昨日長女が、「お雛道具のカゴについている毛槍を修理して!」と折れてしまった毛槍を持ってきました。
この雛人形は当家に代々伝わるものです。亡き母親が「子供のころには,もう古かった。」と言っておりました。母親はもし生きていれば96歳ですので、この雛人形は100歳以上の高齢者となります。多少壊れても仕方がないでしょうね。
そして、これが推定年齢150歳の人形たちです。
現在市販されている段飾りセットと比較すると、とにかく細工が細かいので飾りつけが大変です。特に小道具類は実物の完全なミニチュアとなっています。煙草盆の灰皿やキセル・茶箪笥の茶筅・抹茶茶わんなど数多くの極小の備品があり、慎重に取り扱わないと壊れたり紛失したりします。
依頼を受けて修理したカゴはこれです。
左の毛槍が今回修理したものです。折れてしまった棒はもう使えないので、「おでん」に使う竹串をマジックインキで黒く着色して使用しました。左右で少し太さが違うのは御愛嬌です。
昨日長女が、「お雛道具のカゴについている毛槍を修理して!」と折れてしまった毛槍を持ってきました。
この雛人形は当家に代々伝わるものです。亡き母親が「子供のころには,もう古かった。」と言っておりました。母親はもし生きていれば96歳ですので、この雛人形は100歳以上の高齢者となります。多少壊れても仕方がないでしょうね。
そして、これが推定年齢150歳の人形たちです。
現在市販されている段飾りセットと比較すると、とにかく細工が細かいので飾りつけが大変です。特に小道具類は実物の完全なミニチュアとなっています。煙草盆の灰皿やキセル・茶箪笥の茶筅・抹茶茶わんなど数多くの極小の備品があり、慎重に取り扱わないと壊れたり紛失したりします。
依頼を受けて修理したカゴはこれです。
左の毛槍が今回修理したものです。折れてしまった棒はもう使えないので、「おでん」に使う竹串をマジックインキで黒く着色して使用しました。左右で少し太さが違うのは御愛嬌です。