♪From The Lake Shore ♪

　またまた古い話で恐縮なんですけど、こういう選挙の前になると思いだすことがあります。
　前の仕事の時、一緒にというか担当していた某トークの上手な人が、急に国会に行くと言い出しました。
　国会議事堂を見学に行くというのではありません。
そうです、「先生」になるというのです。

　「え～すごいじゃないですか、頑張ってください！」
　「それでですね、名前をお借りしたいんです」
　「名前って、私の？　さえない会社員の一人なのに？」
　「いいのいいの」
　「い、いいですけど、名前をどうするんですか？」
　「推薦人として、パンフに載せるから・・・」

　へへへ、国会議員の知り合いが出来る、しめしめ、などとほくそ笑んでいたら、こんなことを・・・。

　「でね、お金が足りないのよ」
　「は？」
　「いくらでもいいから、カンパしてほしんですけど」
　「はあ・・・」

　かくして、１００００円をカンパ。
（この時、少しお金もあったもので）

　その人は、見事当選。
どれくらい経ったか忘れましたが、また振り込み用紙が・・・。
　「カンパお願いします」
　「は」(-_-;)
　「あ、なんなら領収書出すから、所得控除になるんですよ」
　「しかたないなあ・・・」

　またまた振り込み用紙が・・・。
　「しかたないなあ」

　数年後、そのひとの資産公開がありました。
え～っと、１、１０、１００、１０００、１００００、１０００００、１００００００、１００００００００、
１・・え～～～～～～～～！

　億？

　以来、一切カンパは止めました。
ちなみに、その後また資産公開がありましたが、なんと倍近くになっていました。
　いまは、また初めごろの金額なんですけど、へんですね。(-_-;)
　
　でも、これって、銀行の残高証明とかもいらないし、普通預金とか当座も入ってないんですよね・・・いくら持ってんだ、てめえ・・・・。

　若かりし頃の、なかなか楽しい思い出です。
(-_-;)

　あ、ちなみに、今も振り込み用紙だけは届きます。