くやみうけ

テーマ:よしなし事
 冠婚葬祭というのは、地方によっていろいろなしきたりや、習慣がありますね。
 最近では、「生活改善」といって、今の時代に合わないものや、見栄を張ったりすることをやめようという呼びかけも行われているようです。
 
 そんな冠婚葬祭の中で、とくに独特な「しきたり」のあるのが葬儀です。
大きな流れはだいたい同じですが、湖北では「くやみうけ」という習慣があります。
 同じ町内でも親戚ではなく余り付き合いもないというひとは、葬儀には出ず「お悔やみ」だけでよいのです。

 ふつうはそれが「お通夜」であったりするのですが、お通夜は隣組および親戚関係だけで、それ以外は次の日の朝に「お悔やみ」にうかがいます。
 時間も決まっていて、朝6時から8時の間、集落のほとんどの人がお参りします。

 家族は、その「お悔やみ」を正座で「受け」なければなりません。
そんなことから「悔み受け」と呼ばれるのかもしれません。
 そのときに、お香典も持参しますが、親せきなどの場合と違って、1000円2000円といった金額です。
 お参りするほうは、平服というか背広でよく、そのまま会社に行ったりできます。

 葬儀は、この「悔み受け」が終わった後、親戚や隣組、親しかった人、会社関係だけで、たいていは午前10時から始まります。
 このシステムは、ある意味合理的ですね。
あ、湖北といっても、こういうシステムではないところのほうが多いかもしれません。
 明日の朝は、町内の家にお悔やみです。


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