♪From The Lake Shore ♪

　先日、なにげなく新聞のテレビ欄を見ていて気がついたのですが、あるテレビ局のタイムテーブルが朝から夕方４時くらいまで、「買物」「情報」「健康」「良品」の連続でした。
　つまり、すべての時間が「テレビショッピング」だったのです。

　きょうも朝７時とお昼の１時間くらいを除いて、夕方まで「買物」「情報」「健康」のオンパレード。
　これはかなり深刻ですね。
いや、テレビショッピングのファンの方には嬉しい傾向かもしれませんが、あのような「番組」を続けてご覧になっているかたは、そんなにはいらっしゃらないでしょう。
　テレビ局としては、まあ「背に腹は代えられない」ということかもしれませんが、それにしてもひどいですね。

　そういえば、ラジオでも似たようなことが起きています。
ワイド番組の途中、突然レポーターが出てきて、電話の向こうのバイヤーみたいな人とやり取りし始めます。

　「この健康器具は、多くの人が効果を実感しました」
　「それはすごいですね~」
　「お値段は・・・・」
　「お申込みは今すぐ、電話番号は・・・・」

　ラジオ・ショッピングですね。
これがまた、長い！
　せっかく、番組を楽しんでいたのに、その番組の流れがブチ切れになり、イライラ・・・。
　これが、某老舗AMラジオですから、困ったものです。

　この不景気は放送業界も同じで、この春かなりのスポンサーが落ちているようです。
　こういう番組、というより形を変えた生コマーシャル、それも異様に長い時間を使ったコマーシャルでしか、CM枠が埋まらなくなってきたのでしょう。

　なんか、ショッピングというより、ショッキングな現実ですね。