〇〇〇屋さん

テーマ:よしなし事
 むかし、子供のころですが、村の中をいろんな職人さんが歩いていました。
大工さんとか、そういったほうの職人さんではなく、家庭の道具などの修理屋さんです。

 よく見かけたのが「傘直し」のおじさん。
たしか、何か合図になるような音を出しながら歩いていたと思うのですが、それが何だったかは思い出せません。
 傘の骨が折れたり、ちょっとしたほころびなどを直してもらったと思います。

 それから「鋳掛け(いかけ)屋さん」。
これは、知っている人は少ないでしょうね。
 料理に使う「鍋」などを修理する専門の人です。
昔は、鍋でもひとつのものを長く使っていたので、底に穴があいたりしたものです。
 その穴をふさいでくれるのです。
調べたら、本来は鋳物の鍋などの修理だから「鋳掛け屋」というらしいですね。
 でも、覚えているのでは、アルミ(アルマイト?)の鍋の小さな穴に、鋲(びょう)みたいなものを打ちこんで、それを平につぶして、直していたような記憶があります。

 さらに、研ぎ屋さん、これは今でも見かけますね。
いうまでもなく、包丁などの刃物を研いでくれる人です。
 じつは、きょうスーパーに寄ったら、その研ぎ屋さんが来るらしいですね。研ぎ屋さん

 ちなみに、これは長浜市の高月店です。


 子供の頃の記憶がどんどん消えていく中、
(>_<) 懸命に記憶をたどってみると、
ほかにも鋸(のこぎり)などを研ぐ「めたてや」さんとか、綿の打ち直し(?)やさんとか・・・。

 もちろん時計とか自転車とか、そういったものはお店がありましたが、そんな村の中を一軒一軒まわっていく修理専門の職人さんというのは、当時(50年以上前)でも、だんだん少なくなりつつありました。

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