ストリートミュージアム入れ替え

テーマ:羽淵商店
「長浜お雛さまめぐり」が昨日終了いたしました。この間当店のストリートミュージアムには、コップで作った雛人形が展示してありましたが、昨日これを撤去して、曳山まつり関連の展示に致しました。今回展示物は、明治三十三年と三十四年に常盤山で実際に使用された子供歌舞伎の台本です。当店は翁山伊部町組のエリアであるにも関わらず、何ゆえに常磐山の台本があったのかは不明であります。とにかく、以前蔵の整理を行なっていた際に偶然に発見した台本であります。

歌舞伎台本

この中でも特に興味深いのは、明治三十四年の子供歌舞伎台本「播州皿屋敷 鉄山館の段」です。

播州皿屋敷は有名な怪談です。台本の状態では中の内容が読めませんので、全文をコピーしてパネルを作成し、壁面に貼り付けました。昔の方の手書きで少し読みづらいかも知れませんが、それも資料に重みが出ている感じです。

この話は、菊という女中が主家秘蔵の皿を破損して惨殺され、その亡霊が現われて皿の枚数を悲しげに数えると言う巷説です。今回展示した台本の場面は、主人の鉄山がお菊に皿を数えさせ、数が足りない事を理由に殺害する段です。また、台本の後半には「一枚、二枚、三枚……」と数を読む お馴染みの場面も出てきます。

この台本の末尾に記載される子供役者の紹介からは、浅井町の野瀬や岐阜県の垂井から借り役者を迎え入れた事が伺えます。

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曳山博物館入口から北へ20mの位置にある羽淵商店で、手づくりオーデコロンの販売をしております。

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