偽造エコロジー?

テーマ:商店街
10月1日から11月30日まで長浜市内の数店舗でレジ袋減量キャンペーンが実施されます。あまり知られていませんが昨年も同じ時期に行なわれていました。主催するのは「クリーンながはま推進協議会」という長浜市の環境保全課内に事務局を置く団体です。実は私も、確か商店街連盟から同団体に出向していた筈なのですが、会議には欠席しておりません。

キャンペーンの大まかな内容はこんな感じです。

協力店でお買い物をされたときレジ袋をご辞退されたお客様が対象となります。その時、自分が「このキャンペーンに参加しておりシールを集めている。」と宣言すると、応募シールが1枚貰えます。(レジ袋を辞退しても「シールを下さい。」と言わないと貰えません。)

協力店舗に備え付けの応募葉書をもらって、集めたシールを10枚貼り付ます。郵送もしくは市役所環境保全課に設置してある応募箱に投函して、抽選に参加できます。

キャンペーン終了後、抽選で応募者に賞品を進呈する。(賞品は協力店舗から提供された、洗剤・ラップ・商品券等々)
クリーン長浜


私は、以下の点でこのキャンペーンの効力に著しい疑問を感じています。

1、協力店が少なく、店舗によってはその場でシールが交付されない

協力店舗・・アヤハディオ、平和堂、西友、ドラッグユタカ、フタバヤ、羽淵商店、ゆう壱番街、ほくほくカード会
 
ある大型店では、レジ袋を辞退した証明として2円引きの記載のあるレシートを環境保全課に持参して、そこでシールの交付を受けることになる。
また、ある大型店ではシールを交付するレジは限定されている。

2、シールを集めている事を宣言しないと交付が受けられない煩わしさ。

3、既に量販店においては、ポイントのサービスや値引き等により、レジ袋削減の努力がなされており、改めてこのキャンペーンを行なう効果が期待できない。

4、最大の疑問は、ポスター・シール・応募葉書の印刷や消費者の負担する切手又郵便配達コストなど、これらの行為が環境に与える付加と、この事業を行なったことにより削減されたレジ袋の環境改善効果。両者を天秤に掛けたとき、如何なるものかと言うことです。

この考察はこのキャンペーンが「消費者にあまり浸透しないのでは?」との前提で行なっています。事業を企画された方には大変失礼な話ですが。率直な意見としてお考え下さい。

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