おばばの宝箱

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明日は先月他界いたしました母親の六七日法要です。今月は次女の結婚式で多忙を極めたこともありまして、随分時間の経過が早い気がします。

本日母親の部屋を片付けていた妻が、古い手提げ金庫を持ってきました。

「この金庫、空かへんのやけど」

以前から母親の部屋に置かれていたのは知っていましたが、中身までは見たことがありませんでした。
「けっこう重たいぞ!ひょっとしたら、大量の株券でも…」
期待に胸膨らませて、力ずくでこじ開けてみました。当然期待はずれです。

宝箱1

この宝箱は2段になっています。上段にはこの写真のように、以前店で売られていたかんざしの玉がありました。玉に細工を細かい施したもので、かなり高価な簪玉です。
こうなると当然下段も見たくなります。下段は東京オリンピック・大阪万博の記念メダルなどが沢山入っています。

変り種をいくつかご紹介します。

宝箱2
1964年の東京オリンピック記念扇子です。図柄は日の丸を中心として当時発行された記念切手が印刷されています。何故か右上の一枚だけがチェコスロバキアの切手です。

宝箱3
「人類の進歩と調和」大阪万国博覧会・通称EXPO70の未使用チケットです。大人料金800円ですけど、現在の価値は0円でしょうか?

そして、最後にこれ!!
宝箱4
なんと7年前に他界した、父親の金歯です。「何で、こんなもの大切に保管しとのんや。これ、どうするねん!」
でも、ひょっとすると一番の宝物だったかも…




コメント

  1. 2009/11/20 21:56
    感動いたしました(涙)
    お母様にとって大事なものばかりなんですね。
    金歯を大事にされていた。お父様がうらやましいです
  2. 2009/11/21 00:37
    ↑そうですね、形見の品を残されるのは色々ありますが身体の一部の品を大切に保管されているのはすごいですね。実は私も亡き父の入れ歯が父が急死したあと整理していて事務所の引き出しから出てきてビックリしました。捨ててしまいたい(笑)のですが捨てられません。こんな気持ちではあきませんね。
  3. 曳山学芸員
    2009/11/26 19:22
     はじめまして、学芸員です。私も三年前に祖父を亡くし、遺品についての分配を一族でやりました。私がもらったのは、近世から近代の古文書でした。昨年末には祖母を失い、この時の遺品は梟のぬいぐるみ(手芸の先生でしたので)でした。そのぬいぐるみは、愛車に乗せております。
     さて、マニアなら万博のグッズに飛びついて喜ぶと思います。かなり高額で取引されているものもありました。

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