観察官面談

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以前紹介しましたとおり、私は長浜地区の保護司をしています。思い出すと40歳の年に保護司の委嘱を受けまして、その時この役職の任期が75歳までと聞かされました。「えっ!まだ40年しか人生経験がないのに、この後35年間もどうするの!」等と思っていたのに、ダラダラやっているうちに18年過ぎてしまいました。「ふり返ると速い」との印象があります。

さて、先日少年院を仮退院してく私の担当となった少年がいます。月に一度大津保護観察所から観察官が長浜に来られて、長浜地区内の対象者を順番に呼び出し「観察官駐在」と言われる面談調査を行ないます。6月は私の担当するこの少年が面談を受けることになりました。通常は担当保護司が同席する事はあまりないのですが、今回は観察官から「同席して頂きたい」との要望がありましたので、少年と同行しました。

観察官:「保護観察となって2ヶ月目となります。どんな印象ですか?」

少年:「最初は保護司の先生はもっと恐い人だと思っていたのですが、優しくて話しやすいので安心しています。」

観察官:「いい保護司さんにめぐり会いましたね。いつも保護司の先生がおっしゃった事を思い出しながら生活するようにして下さいね。」

少年:「はい!」

私:「そんな~。プレッシャー掛けないで下さいよ。たいした話はしていないのですから。」

こんな調子の話を30分ほどしていました。

部屋を出る時、観察官から一言・「しっかり寄り添っている二人の関係がいいですね。いつもこんな感じなのですか?これからもこの感じでよろしくお願いします。」
そして最後に「でも、先生もっと威厳を持たれたほうがいいですよ」と笑われてしまいました。

威厳・格式・重厚な話・・全て私には無縁の言葉です。今後とも無理をせずに自分流で行きましょう。

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