♪From The Lake Shore ♪

　かなり昔に何かで読んで、妙に感動したことなんですが、そのオリジナルが何だったのかわかりません。
　ちょっと要約してみると・・・。

　ある人はそれを見て、◯（円形）だという。でも、ある人は△（三角）だという。
そのうち言い合いになって、おたがいに嘘つきだと言う。
　その二人の言うことを全部聞いていた人がいて、それは円錐（えんすい）だろうと言う。

　最初の人は、それを真上からみていて、もう一人は真横から見ていただけでした。
確かに円錐を真上から見れば◯だし、真横から見れば△ですから、二人とも嘘を言っているわけではありません。
　本当は、もっと面白い話だったかもしれませんが、大体こんな内容だったと思います。

　いま、マスコミは右や左から、それぞれいろんなことを言われています。
お互いが、そんなマスコミはなくなればいい、なっていう場合もあります。
　でも、いろんなマスコミがあるからこそ真実がわかるんじゃないでしょうかね。
もちろん、誤報や作為的な報道は論外ですけど。

　そもそも、公平な報道ってあるのでしょうか？
この◯と△の話のように、同じものでも視点が違えば見え方はちがいます。
　いろんな角度から見ないと本当のことはわかりません。

　もし、仮に公平な報道機関ができるのなら、それひとつでいいじゃないですか。
たとえば国営の通信社が、報道を一手に引き受け、これが公平だという情報を国民に流す。
　実際にそういう国もあります。
でも、その国がどういう国か、説明しなくても分かりますね。