ライター
テーマ:よしなし事
2009/10/05 23:08
先日、コブログのFactoryさんが、ゴースト・ライターのことをお書きになっていましたが、ちょっとそれに関係する話です。
本屋さんに行くと、相変わらずタレント本って、多いですね。
それに、よく売れているようです。
ところで、そのタレント本は、本当にタレント本人が書いているのでしょうか?
その辺りについては、もう誰でも知っていることで、ほとんどが「そういうことにしておきましょう」という「お約束」の上に成り立っているんですよね。(微妙な表現ですが)
タレント本に限らず、いわゆる「エライ人」の自叙伝とか回想録なども、その多くが裏に「ライター」という職業のかたが活躍しています。
こちらは、そのライターの名前が入っていることが多いようですね。
出版社や放送局の周辺には、そういったライターがたくさんいて、そういった「本」だけではなく、雑誌の企画とか体験記とかコンサート・レポートとか、いろんな「仕事」をこなしています。
以前、そういう職業のかたと一緒に仕事をしていたのですが、(もちろん私はライターではありません)見事にだまされたことがありました。
もう時効ですから、ご紹介しましょう。
ある雑誌に掲載されていた、社会現象とまで言われた、あるビジュアル系ロック・グループのコンサート・レポートが、そのライターの「作品」でした。
臨場感たっぷりの文章で非常に面白く、後日そのことを言うと、どうも反応がヘンです。
「実は、あのコンサート、スケジュールが合わなくて見てないんだよ」
「あとでセットリスト(演奏曲目表)とバイオ(経歴)をもらって、ファンの子にちょっとインタビューして書いたもので・・・」
さすがプロです。