深夜放送とインターネット

テーマ:よしなし事
 いまから30年くらい前まで、深夜のAMラジオが若者文化の発信源のひとつだったなんて、信じられない方も多いでしょうね。
 60年代後半に始まった若者向け深夜放送は、中高生を中心に絶大な支持を得ていたのです。
 海外の新しい音楽も、そんな深夜放送が一番早かったし、そこからフォーク・ニューミュージックなどの音楽も生まれました。
 関東では「パック・イン・ミュージック」「オールナイト・ニッポン」「セイ・ヤング」など、関西では「ヤングタウン」「ヤング・リクエスト」などの名物番組が生まれ、80年ごろまで人気を競っていました。

 いまの10代20代で、深夜ラジオを聴いている人は、どれくらいいるのでしょう?
 情報源はやはりインターネットでしょうか?
そういえば、当時の深夜番組では、このブログと同じような内容の番組もありました。
 リスナーから寄せられたはがきや手紙を、パーソナリティーが紹介し、それに対する反響の手紙がまた紹介される・・・そうやって、どんどん輪が広がり、「ファンの集い」が催されたりする。
 「オフ会」の大規模なものです。

 じつは当時ラジオの深夜放送の主流は、そういった種類の番組だったのです。
 当時の深夜放送が、現代のインターネットになり、「リスナー」対「番組」から、「リスナー」対「リスナー」つまり、「ブロガー」対「ブロガー」になったといえるかもしれません。
 ブロガーひとりひとりが、規模こそ小さいものの、放送局みたいな存在なんですね。
 
 憧れのラジオガール 南 佳孝

 こんな曲、知っている人いるかな・・・。

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