母音の無声化
テーマ:よしなし事
2010/03/28 11:19
最近のJ-POPなどを聴いていて、歌詞に何か違和感を感じませんか?
まあ、流行りといってしまえばそれまでなんですが、日本語のひとつの「音」が、ひとつの音符の中に二つ入る例が増えていますね。
それともうひとつ、その二つ目の音が聞こえてこない・・・。
たとえばMr.Childrenというグループの曲などは、それがたくさん出てきます。
これはMirrorという曲ですが、この歌詞のなかで「・・・やり場もなく、こんな想いを抱いてた」という部分がありますが、その「やり場もなく」の「く」です。
この場合、「く」の母音が省略というか音がありません。
「なく」ではなく「nack」というふうに英語風に発音されているようです。
これと関係あるのが、「母音の無声化」です。
アナウンサーやナレーターの勉強をすると、この「無声化」が出てくるのですが、これが意外にむずかしいようです。
中部地方から東の出身者は、もともとできているのですが、関西以西の出身者はかなり苦労するみたいですね。
「標準語」では、たとえば「少し(すこし)」の「す」の音は「う」という母音が入りません。
ローマ字で書くとSUKOSHI ですが、「標準語」ではSKOSHI という感じでしょうか。
それとか「~がなくて」の「く」も母音は入れてはいけません。
ほかには「ちから」の「ち」、「~あります」「~です」の「す」、「こしかけ」の「し」、あと外来語ですが「ネクタイ」の「ク」とか「タクシー」の「ク」など、母音を入れない言葉はいっぱいあります。
関西弁では、アクセントの置き場が違うこともあって、どうしてもこれらに母音が入ってしまいます。
これは良いとか悪いとかではなく、方言(個性)ですからしかたありません。
アナウンサーなどになり全国的になろうという場合以外は直す(無声化する)必要もないと思います。
で、さっきのMr.Children ですが、これをさらに極端にして、無声化しなくてもよい(するべきではない?)言葉まで無声化している、それがわれわれ中高年には「違和感」となって聞こえるのかもしれません。
まあ、流行りといってしまえばそれまでなんですが、日本語のひとつの「音」が、ひとつの音符の中に二つ入る例が増えていますね。
それともうひとつ、その二つ目の音が聞こえてこない・・・。
たとえばMr.Childrenというグループの曲などは、それがたくさん出てきます。
これはMirrorという曲ですが、この歌詞のなかで「・・・やり場もなく、こんな想いを抱いてた」という部分がありますが、その「やり場もなく」の「く」です。
この場合、「く」の母音が省略というか音がありません。
「なく」ではなく「nack」というふうに英語風に発音されているようです。
これと関係あるのが、「母音の無声化」です。
アナウンサーやナレーターの勉強をすると、この「無声化」が出てくるのですが、これが意外にむずかしいようです。
中部地方から東の出身者は、もともとできているのですが、関西以西の出身者はかなり苦労するみたいですね。
「標準語」では、たとえば「少し(すこし)」の「す」の音は「う」という母音が入りません。
ローマ字で書くとSUKOSHI ですが、「標準語」ではSKOSHI という感じでしょうか。
それとか「~がなくて」の「く」も母音は入れてはいけません。
ほかには「ちから」の「ち」、「~あります」「~です」の「す」、「こしかけ」の「し」、あと外来語ですが「ネクタイ」の「ク」とか「タクシー」の「ク」など、母音を入れない言葉はいっぱいあります。
関西弁では、アクセントの置き場が違うこともあって、どうしてもこれらに母音が入ってしまいます。
これは良いとか悪いとかではなく、方言(個性)ですからしかたありません。
アナウンサーなどになり全国的になろうという場合以外は直す(無声化する)必要もないと思います。
で、さっきのMr.Children ですが、これをさらに極端にして、無声化しなくてもよい(するべきではない?)言葉まで無声化している、それがわれわれ中高年には「違和感」となって聞こえるのかもしれません。
コメント
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2010/03/28 15:28日本語は母音が主体の言語なんで、
もとから母音の弱い単語は別として
母音が消えるとすごく違和感を覚えます。
それから、歌詞ので出しが、裏から入るのも苦手です。 -
2010/03/28 22:20やはり古い人間なんでしょう。(爆)
この、メロディーへの言葉の載せ方の変化は、80年代のサザンあたりから始まってきたような気がしますね。
最近の曲の中では、やはりミスチルが一番多いような気がします。
あとは、スカシカオとか…。
>裏から入る
専門用語がでましたね。(^^)
イチトオ、ニイトオの「トオ」の部分から始まるやつですね。
確かに、慣れないと難しいものがありますね。