パインとパーム

テーマ:よしなし事
 昔から英語は苦手です。
最近になって、また大きな勘違いをしていたのに気付きました。
 
 それが、pine と palm です。
名詞だし、それほど出てくる単語ではないので、覚える必要もないのですが、最近やっと気付いたもので・・・。

 pine に tree をつけて、pine tree これを、ずっと「ヤシの木」だと思っていたのです。
でも、pineというのは「松」でした。
 じゃあ pine の後ろに apple をつけるとパイナップル、これもヘンだなあとしらべてみたら、apple というのは、もちろんリンゴですが、古くは「果実」全般の意味であり、それがpineですから「松かさ」つまり「松ぼっくり」だったようです。

 そうか、パイナップルは、形状が「松ぼっくり」に似ているからそう呼ばれたのか・・・。
パイナップルの木は、pine(松)ではなく、花でも知られる植物アナナスの一種でした。

 



 これは、前栽の松の木です。
今年はまだ葉刈りやさんが来ていません。

 英語では pine tree です。













 さあ、そうなるとヤシの木は英語では何?
これまたしらべてみたら、palm でした。
 palm tree でヤシの木。





 これは、10年ほど前に畑に小さな芽が出ていたものを植木鉢に植え替えたら、あまりに大きくなりすぎ家のそばに植え替えました。
 わずか10年で、もうこの大きさです。

 棕櫚(シュロ)という木ですが、これは日本の冬でも耐えられるヤシの一種で、どこでも見られますね。
 たぶん、この実を鳥が食べ、その落とした糞の中の種から芽を出したのでしょう。
 裏の川の堤防などでも、いっぱい出ています。


 そういえば、昔のポップスで「恋のパームスプリングス」という曲がありました。
トロイ・ドナヒューの「パームスプリングスの週末」という映画の主題歌らしいのですが、映画は見ておりません。
 
 いかにも60年代のアメリカ、オールディーズという雰囲気ですね。
これまたしらべてみたら、このパームスプリングスという街は、こういうヤシがいっぱい生えているネイティブ・インディアンの土地で、気候もよくそこにリゾートタウンができたようです。
 こんなプロモーションビデオもありました。

 もう一つおまけです。
石鹸などの原料で、食用にもなっていて、トランス脂肪酸問題などでも出てきたパーム油というのは、このヤシの一種アブラヤシの実から搾ったものなんだそうです。






 

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