地盤改良:1
昨日の地鎮祭、お昼前に執り行いましたが、雲ひとつない天候。
お施主様はかなりの「晴れ男」だったようで、終わりますとすぐに空は雲に覆われ、雨が降ってまいりました。
地鎮祭の終了を待って、雨が降ったかのようでした(笑)。
久々に仕事のお話をして参りたいと思います。
(このような話題もしなければいつもTDRに行っているように思われがちですので・・・(笑)。)
近年、建築をおこなう際には「地盤調査」の実施は必要不可欠なのもとなりました。
その土地その土地によって地盤強度が違い、その地耐力によって基礎設計や地盤改良が施されるようになりました。
TVで「ビー玉が転がる家」「欠陥住宅」などとりだされています。手抜き工事による悪質なものもありますが、その多くは地盤の地耐力不足が起因するものであります。
といいますのも住宅における地盤の重要性を考えるようになったのはここ十数年位とまだまだ歴史が浅い訳です。
地耐力不足時には地盤改良工事を行うわけですが、近年、多く実施されてきたのが柱状地盤改良工事です。
この工事はアースオーガーという機械で、支持層とばれる安定強度のある地層まで掘り進み、セメントミルクと土を攪拌させながら引き上げていくことで、柱状の改良をおこないます。(地中にコンクリートの柱を作るイメージです)
安定した強度の得られる支持層はここ湖北地方の土地でいいますと深いところで10m程もあり、この柱状改良はこのような深い改良工事には安価で出来る最適な工法とされています。
他にも鋼管杭を用いる工法や、基礎下の土を交換する置換工事などもありますが振動問題や隣地への影響もあり、この柱状改良が多く使われてきました。
安価で地盤改良には有効的な手段の柱状改良ですが、最近になって問題点が指摘されるようになってきました。
随分と先のお話になりますが、建て替えをする際、住宅用地を他の用途に転用する際には、その改良材が不要となり、産業廃棄物として取り除くとすれば莫大な費用になってしまいます。
そんな中、新たな改良工事技術が確立されてきました。
ちょっと長いので次回に続く・・・。
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