かんおうがん :
日野まで来たついでにと、現場から歩いていけるくらいのところに、近江日野商人館がございます。そこで少し寄り道をして帰ることとしました。
中山兵右衛門邸。
日野椀(桧のおわん)や、薬の行商で財を成し静岡で造り酒屋となったそうであります。
ここでちょっと気になる看板を発見。
万病感應丸です。
小さなころ病気をしますとおばあちゃんが、引き出しの奥から・・・
取り出してきて飲ませてくれました。
カンの高い子供だったんでしょうか(笑)。
そうそう、こんな中身でしたわ。
日野で造られ全国へ広がっていた薬とは知りませんでした。
庭も素晴らしき眺め、しばし見とれてしまいました。
当時としては珍しいバリアフリー(段差の無い)建築物でして、先見の目があったんでしょう。
柱や床材・建具など贅を尽くした凝った造りになっておリますが、これは儲けたお金を世の中に還元する為に使ったそうでございます。
そうして、また商売もうまく行ったそうであります。
あまり皆さん、「貯め込みすぎたらあきません」って事なんですョ(笑)。
全国の近江日野商人を組織化して助け合いながら繁栄したという特徴が有名です。
そこで大切になったのが宿、日野商人の指定宿が全国各地ございまして、実際には宿に商品を置いたりと、倉庫としても活用されたようでございます。
で、長浜の宿は・・・
「大津屋甚兵衛」
どっかで聞いたような屋号にですね、まさか・・・(笑)。
天秤棒をかついでただ行商を行ったのではなく、様々な知恵やネットワークの一面を拝見してきました。
帰りがけに中山家の家訓、今でいう経営理念も頂戴してきまして、建築に商売にと、ちょっと勉強になる日でございました。
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