古今:秘密の木
子供の頃、カブト虫捕りは夏休みの日課ように出かけたものです。
田んぼの中に小川が流れ、その川沿いに木が生い茂っていた。その木にカブト虫やクワガタたちは潜む木があった。夏休みは毎日のように出かけ、時には虫かごいっぱいで入りきらない事さえ多々あった。
とにかく子供達だけで遊んだものです。いつやらスズメバチの巣を攻撃した時、小さかった私は逃げ遅れ刺された。兄が必死で刺されたとき患部から毒を出してくれ病院も行かずじまいで事なきを得た。今から考えるととても危険であったがその応急の処置が功を奏したのだろう。
いつしかそんな小川がコンクリートの川となり、森や林は消え去った。
そう、補助整備事業です。(田んぼを3枚を1枚にし効率よく農業が行なえるようにする事業)
この事業に異論を唱えるつもりなどは無いが、地元の子供達だけが知っている秘密のカブト捕りの場所が無くなり、そしてめだかやムツ追って遊んだ川も形を変えた。
幼稚園児の息子にカブト捕りにいこ。って言われると夜な夜な明かりのついた外灯の下へ。
ちょっとなさけないが、本来のカブト虫の捕り方ではない。
木にいるカブト虫捕りを何時の日かさせてあげたいと思っておりました。
そして昨日、親戚のおっちゃんからカブト虫情報を仕入れた。
早速、今朝6時に起床し、いざ森へ!
カブト虫、むちゃくちゃおりました。数本の樫の木に30匹くらいでしょうか。
こんなにたくさんいりませんので4匹だけ捕らえ虫かごへ。このカブト虫捕りで『おとうさんってすご~い』の連発、息子からの尊敬の眼差しです(フッフッフ)。
この情報源のおっちゃん(60歳すぎ)からは、『誰にもゆうたらあかんで、秘密も木やから・・・』と釘を刺された。
このキーワードは、今も昔も変わらない。
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