50年ぶりの御開帳:
長浜市田村町の田村山の麓に多田幸寺があります。
臨済宗妙心寺派に属する禅寺で、こちらに安置される薬師如来座像は、国の重要文化財に指定される、平安初期の作品で、長浜最古の遺宝とされる仏像だそうです。
今年がなんと50年に一度の御開帳にあたる年で10月10日(土)・11日(日)の二日間、薬師如来さんが御開帳されます。
50年に一度の御開帳、一生の内に一度あるかないかの好機にふるさとの仏像を訪れてみてはいかがでしょうか。
といいますのも、民話に出てくる権兵衛さんのご子孫にあたる田村の本家から、この御開帳の法要に復刻した権兵衛もちをお供えしてもらえないかという依頼がございました。
権兵衛もちは100年ほど前から作られてはいなかったのですが、田村の本家で50年前、薬師さんの御開帳時に亡くなったおばあさんが聞き伝わった技法により、権兵衛もちを作り仏前にお供えしたそうです。
それを最後に本家でも権兵衛もちを作ったことがないそうでございます。
それからちょうど50年、YEGの活動によりまして復刻を試み、御開帳に合わせたかのようにピッタリと出来上がりました。
薬師如来さんのお導きといいましょうか、何とも神秘的な偶然でございまして、この世でつくづく生かされているんだなと思う今日この頃です。
ちょっとわがままな薬師如来さんが、『50年に一度くらい権兵衛もちを食べさせてー』と、おしゃったようです(笑)。
こちらがちょっとわがままな国の重要文化財、薬師如来さん。
長浜の名産品として復活する権兵衛もちを、しっかりと導き見届けてくださることでしょう。
『だって、また50年後にも食べたいからね・・・』 (神の声ならぬ、仏の声)
という訳で権兵衛もちを持参し、当日は私もお参りに行くことといたします。
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