話は進もか戻ろうか。。。
テーマ:電気・電子・光学
2011/04/19 23:05
話を中途半端にPC-8001に落としたので、この後時計を遡るのが良いのか下るのが良いのか。。。
私にとってのコンピュータは、真空管⇒トランジスタ⇒IC⇒コンピュータという流れの中の通過駅なので、途中下車するとどちらに行こうか迷うのである。
まあ続けるつもりはなかったんだけど、例によってやらないと行けないことがあっていつもの逃避行動というところ。
なので時代を遡行するにはちょいとパワー不足なので、じわっと下がったところで(笑)
当時購読していたトランジスタ技術の通販で買ったワンボードコンピュータ。
それまでの自作の手順と言えば、
1.会社からコッソリと製図板とT定規をバクってくる。
2.シャープペン(流石に鉛筆は卒業していた)舐め舐め回路図を書く。
3.図面から部品を拾って日本橋を駆けずり回って買い揃える。
4.週末2晩徹夜は当り前、夜も寝ないで昼寝して手配線で半田付けする。
5.確認して動作しない場合は4を繰り返す。
6.モニターブログラムを考えて、ニーモニック表見ぃ見ぃハンドアセンブルする。
7.これまたこっそり会社のROMライタを借用して、プログラムをROM化する。
8.上手く動作しない場合は、これまた6~7を繰り返す。
ってのを数カ月続けて1台完成というところ。
これで何台か作った後、80系以外のチップを使ってみたいと思って買ったもの。
勿論基板だけで、部品は自分で買い集めるのであるが。。。
CPUはモトローラの6809…電卓上がりの8080とは違うのだよ、8080とは。
と言いつつ、優れているから天下を取れるわけではないというのも大人なら皆知る現実。
この後インテルの系譜はIBM-PCに、モトローラの系譜はAppleのMacに。
閑話休題、写真のは単にコンピュータの機能だけで、入出力はRS-232Cという通信ポートのみ。
流石に1985年製であり、70年代のようにテレタイプのジャンクを探すことも無く手持ちのパソコンを繋いで端末にできる手軽さ。
尤もこの時代にはパソコンも16ビットのPC-9801が多くなり、本体よりも端末の性能の方が上という本末転倒ぶりなのであるが。。。
空きのソケットにはフロッピーディスクコントローラが入り、5インチドライブを付けてFLEXというOSが走るようになっていた。
…のであるが、OSが¥5万、ドライブが¥5万で¥10万以上の出費になったため、ここまででお仕舞い。
写真左上の金色のシールが貼ってあるチップに注目。
これがプログラムを書き込んであるUV-EPROM。
現在のSDメモリーやUSBメモリーは広義にはEEPROMであり、電気的に消去可能な不揮発性メモリー。
当時はこれが無く、紫外線で消去可能な不揮発性メモリーを使っていたのである。
シールを剥がすとなんと!ガラス窓があって中の素子が丸見え(笑)
ここに紫外線を照射することで、書きこんだプログラムが消える仕組み。
そのままだとお天道さんにヤラれてプログラムが消えるので、シールが貼ってある。
これ用の書き込み装置(ROMライターと呼んだ)も紫外線消去装置(イレーサーと呼んだ)も買うと高いので自作して使っていたのである。
ライターの方はこれまたシャープペン舐め舐めの世界であるが、イレーサーの方は小型の蛍光灯に紫外線ランプを買って付けるだけ。
紫外線が漏れると拙いので適当な箱に入れて10分照射するだけで、プログラムは消えてマッサラに!
実はこのイレーサー、他にも使い道が多くて色々使った。
何分至近距離の紫外線なので、日焼けは簡単にできるわ水虫の治療に役立つわ(笑)
(やり過ぎると皮膚癌の原因になるので、良い子は真似しないこと!)
そんなこんなで30年前に買って十分役に立ってくれたこの1台。
去年娘の為に作ったトレース台の照明に使い回したのであるが、そんな用途に使われていたなんてのは、娘には勿論内緒(笑)
私にとってのコンピュータは、真空管⇒トランジスタ⇒IC⇒コンピュータという流れの中の通過駅なので、途中下車するとどちらに行こうか迷うのである。
まあ続けるつもりはなかったんだけど、例によってやらないと行けないことがあっていつもの逃避行動というところ。
なので時代を遡行するにはちょいとパワー不足なので、じわっと下がったところで(笑)
当時購読していたトランジスタ技術の通販で買ったワンボードコンピュータ。
それまでの自作の手順と言えば、
1.会社からコッソリと製図板とT定規をバクってくる。
2.シャープペン(流石に鉛筆は卒業していた)舐め舐め回路図を書く。
3.図面から部品を拾って日本橋を駆けずり回って買い揃える。
4.週末2晩徹夜は当り前、夜も寝ないで昼寝して手配線で半田付けする。
5.確認して動作しない場合は4を繰り返す。
6.モニターブログラムを考えて、ニーモニック表見ぃ見ぃハンドアセンブルする。
7.これまたこっそり会社のROMライタを借用して、プログラムをROM化する。
8.上手く動作しない場合は、これまた6~7を繰り返す。
ってのを数カ月続けて1台完成というところ。
これで何台か作った後、80系以外のチップを使ってみたいと思って買ったもの。
勿論基板だけで、部品は自分で買い集めるのであるが。。。
CPUはモトローラの6809…電卓上がりの8080とは違うのだよ、8080とは。
と言いつつ、優れているから天下を取れるわけではないというのも大人なら皆知る現実。
この後インテルの系譜はIBM-PCに、モトローラの系譜はAppleのMacに。
閑話休題、写真のは単にコンピュータの機能だけで、入出力はRS-232Cという通信ポートのみ。
流石に1985年製であり、70年代のようにテレタイプのジャンクを探すことも無く手持ちのパソコンを繋いで端末にできる手軽さ。
尤もこの時代にはパソコンも16ビットのPC-9801が多くなり、本体よりも端末の性能の方が上という本末転倒ぶりなのであるが。。。
空きのソケットにはフロッピーディスクコントローラが入り、5インチドライブを付けてFLEXというOSが走るようになっていた。
…のであるが、OSが¥5万、ドライブが¥5万で¥10万以上の出費になったため、ここまででお仕舞い。
写真左上の金色のシールが貼ってあるチップに注目。
これがプログラムを書き込んであるUV-EPROM。
現在のSDメモリーやUSBメモリーは広義にはEEPROMであり、電気的に消去可能な不揮発性メモリー。
当時はこれが無く、紫外線で消去可能な不揮発性メモリーを使っていたのである。
シールを剥がすとなんと!ガラス窓があって中の素子が丸見え(笑)
ここに紫外線を照射することで、書きこんだプログラムが消える仕組み。
そのままだとお天道さんにヤラれてプログラムが消えるので、シールが貼ってある。
これ用の書き込み装置(ROMライターと呼んだ)も紫外線消去装置(イレーサーと呼んだ)も買うと高いので自作して使っていたのである。
ライターの方はこれまたシャープペン舐め舐めの世界であるが、イレーサーの方は小型の蛍光灯に紫外線ランプを買って付けるだけ。
紫外線が漏れると拙いので適当な箱に入れて10分照射するだけで、プログラムは消えてマッサラに!
実はこのイレーサー、他にも使い道が多くて色々使った。
何分至近距離の紫外線なので、日焼けは簡単にできるわ水虫の治療に役立つわ(笑)
(やり過ぎると皮膚癌の原因になるので、良い子は真似しないこと!)
そんなこんなで30年前に買って十分役に立ってくれたこの1台。
去年娘の為に作ったトレース台の照明に使い回したのであるが、そんな用途に使われていたなんてのは、娘には勿論内緒(笑)