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刻印の製作

テーマ:レザークラフト
 ハンドルネームのCLAY、確かパソコン通信を始めて1年程経ってから付けた。
なので1985年の暮れか1986年の初頭だと記憶してるんだけど…なので公式には1986年から。
米国風にはTAKA或いはTAKとなるんだろうけど、その手合いは結構多かったので被らない様に。
FBをご覧の方はお判りでしょうが、苗字から”土だ!”ってな調子で安直極まりない訳。
実はメールアドレスも負けず劣らず安直なんだけど(笑)
本人感覚的には○の中に土くらいのイメージだけど、流石にこの時代にそれではアカンやろ…みたいな。
昔オフ会した時に皆さんをアナウンスで呼び出して貰う時には漢字で”呉居”と書いたけど、特に怪しまれることは無かった(笑)

 そんな訳で30年にはちょっと足りないんだけど記念に何か作るか。。。
自分で作ることは出来ないので、クラフトハウス510と言う所に発注して作って貰いました。

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 昔仕事でもやったことあって、コツを掴むまでは結構失敗が多い。
けど試打は上出来!

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 まあまあの感じ。
…ちょっと傾いてるけど。。。

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 と思いきや、調子に乗ってやった後のは失敗続き。
出来上がった本体に直接打って失敗したので目も当てられない、ど~しよ~。。。
フと思いついて、焼印にしたらどうやろ?
中々良い調子なので、幾つか作って出来の良いのを切り取ってパッチを当てる。
ちょいと無骨。。。

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 実はこちらは裏表失敗だった。
なので、なんだか分厚い感じ。

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 後でメールで問い合わせると、焼印用は材質が違うんだと。
信じられない話だけど、何だか材質が軟らかい気がする。
なので絶対失敗しない方法をトライ。
ボール盤に掴んで水入りペットボトルを重石にして、一晩掛けてじっくり行こうという算段。

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 量産しないから、これでも良いでしょ。
考えた往時であれば、自作の基板やシャーシに付け捲くりだったんだけどなぁ(笑)
この刻印、自作できるくらいの設備が欲しいなぁ。。。

ミニミニ小銭入れの製作2

テーマ:レザークラフト
 もう止めとこうと思ったんだけど(笑)、作り方についてコメント頂いているので前回の続き。
8月20日はビアガーデンのお誘いを頂く。
一番人気のマルシェはとおに予約一杯だったので、阪急トップビアガーデンヘ…何年振りだろ、ビアガーデン。

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 風もあって比較的涼しく、この為に仕入れの仕事を作れる自営に羨ましさを感じる。
時々長浜~彦根で呑んでるけど、たまにはアウェイも良いでしょ。
帰りが大変だったけど(笑)

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 ここで小銭入れの話が出て、「同じコンセプトだけど市販で良いのが無いので普通のを付けてる。それ欲しい!」と言われた。
幸か不幸かこんな物作って売るような暇な人生では無いので、欲しければ当然金なんか貰わずに作ってあげます…気が向けばだけど(笑)
対価はプライスレスなので、何時もの通り「なんかオモロい話題の提供」。
彼にはいつも貰ってばかり、今回も楽しそうな事始めそうなので見に行かなきゃね。

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 実は前回3個作ったんだけど、もう飽きた(笑)
もうちょっと簡素化して量産に適した形にしなきゃね。
この縫製部分、前回は平均20分以上掛かってる。
68穴/201mmで、糸の準備から終了まで全て含めてだから、糸通しだけだと15秒/穴くらいか?
実際に必要なのは袋を作る部分だけだから、12穴/33mm×2で24穴。
これだと6分で終わる計算だから、準備も含めて10分くらいか?

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 序でに書くと、菱目で穴を空ける工数も減る。
こんなので穴開けてから縫うから。

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 じゃあ最初は何で縫ったかと言うと、単なる飾り。
商品上はこれが非常に重要な場合もあるんだけど、機能的に支障が無いなら削って安くしようと言うのもまた大事。
表向けると一目瞭然、簡素な感じ。
何も無いのもあまりにもどうかと思い、捻だけ入れた…一応焼いてあります。

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 言ってみればGMみたいなもんか。。。
試作品のガンダムは金掛けて高機能でこんなに格好良い。

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 皆が乗れるように安く作るといきなり貧相(笑)
しかも低スペック。。。

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 笑うなかれ、ガンダムは子供向けアニメで初めて「量産型」の概念を持ち込んでる。
これによって一気に現実味が増して、四半世紀以上続くロングヒットとなったのです。

 実はまあ私も仕事では20年近くこれ(量産品の原価低減)に血道を上げておりました。
なのでGMの苦労は骨身に滲みて解ります。
商品単価が何十万円もしても、原価低減は銭の単位でコツコツと。

 後不特定多数が使う事を考えると、試作品には無い苦労が沢山付いてくる。
普通は削られるばかりで追加は少ないですが。。。
今回は実際の使用状況を見たので、取り付け用のハトメを追加しました。

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 これで終了と言いたいんだけど、実は月初に発注した最重要アイテムがまだ届いてない。
なのでまだ未完だから、発送は月末くらいの予定。

ミニミニ小銭入れの製作

テーマ:レザークラフト
 お盆休み中は工場には沢山行った…必ずどこかは工事なので。。。
本日も先日からの豪雨による瞬停で調子が悪いと電話があり、夕方からえっちらおっちら。

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 「原因が何やら、よぉ判りませんわぁ~」状態。
優秀な若い電気屋さん達が来てくれてたので、何とか直って通常営業には支障無し。
「今時スター・デルタかよ…」なんだけど、おっさんはあんまり口出したらあきまへんわ。

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 本当は黒部か白馬辺りに行きたかったんだけど、天気も悪いし予定も立たず。
なのでクドいけど工作してました。
チェリーとの散歩用のミニミニ小銭入れ。
あヤツは黒壁辺りまで散歩に行くと、もう当たり前のような顔をして買い食いを要求するのです。
お気に入りは小鮎の天麩羅。
後は自販機か何かで飲み物買うくらいは欲しい…ゆうこりんさんのように日中からアルコールが欲しくなったりはしませんが(笑)
できれば千円札が入ればもう十分かなぁ…これだけ持って某さらりぃーまんみたいに昼間っからビールでも呑めば皆さんの気持ちが解るかも(笑)
まあ冗談は置いといて、何時もの通り先ず試作品を作りました。

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 少々釦の位置が悪かったり(その前に取り付けが逆や…)縦横比が美しくなかったり。
なので例によって2個目で完成品。

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 今回は試しに量産してみました。
左下が試作品で色違いが自分用、その他は弟たちにモニターさせよう。

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 今回のコンセプトは千円以上…これだけあれば昼飯食えるやろ。。。
試作品らしく罫書きが目立ちますが。

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 と言う事で、ほぼ必要な技能要素は網羅したんじゃないの?
後は当初予定のサドルバッグなんだけど、出来るかなぁ。。。

小銭入れの製作2

テーマ:レザークラフト
 常の如く2個目にして人前で使える(=売り物)レベルになった。
試作品らしくやたら罫書きが目立つのは置いといてだけど。
残念ながら革の良い所(背の部分)が無くなったので、質は落ちた。

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 左が今回で右が前回。
サイズは同じにしたつもりが、長さが2mm足りなくて高さが2mm大きかったのはご愛嬌。

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 前回はこの方式で行こうと思ってたけど途中で「これは無理じゃないの」と諦めた。
ネットでこのものスバリの画像を見たのでチャレンジ。
菊寄せも論理的に合点が行って工法も確立したので、次回からも大丈夫のつもり(笑)

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 下写真は上が今回、下が前回。
コバが出ないのですっきり。

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 ファスナー部の取り付けも自分なりの工法を考えたので精度アップ。
革質は悪いけど機能的には実用に足る筈なので、今後評価。

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 やはり今回も2回目だったか…と言う所。
よく考えてみたら昔からずっとこの調子。
前にも書いた様に幾つか免状を持ってるんだけど、実はどれも3回以上練習したことない。
頭で考えて手で書いて、これ以上抜けは無いと思ったところで1回作ると、やはり抜け漏れがある。
それをあれこれフォローして、2回目で何とかモノになる。
それで落ちたことは無いし、自分で考えることが基本。
今でもなるべくその辺の勘コツを忘れない様に色々やってる訳。

 だけど個人工房での家内制手工業によるレザークラフトなんかはどうしてるんだろう?
家電品の場合は何度かの試作の後、試組、量試と都度都度の評価試験やDR(デザインレビュー)を経て量産ラインを流れる。
車の場合は更に部品点数の桁が上がるので、一次試組、二次試組、一次量試、二次量試と、付き合う方もエエ加減飽きてくる程の厳しい関門の数々と家電品に倍する開発期間。
そう考えるとほぼ確立された形状は別にして、特注品だと1回で満足できる品は中々出来ない=更に高くなるんじゃないの?
一体どうやって商売してはるんやろ?…自分でやる気は更々無いけど、疑問。

小銭入れの製作

テーマ:レザークラフト
 台風で出歩けないので、小銭入れを作りました。
本当はミニミニ小銭入れを作りたかったんだけど、目下の需要はそこではないので。
小銭も札もカードもちょっとずつ入るオールインワン。

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 巷でよく見る形状だけど、どれもこれも思っているよりも一回り大きい。
なので自分サイズのH85*W100*D13(mm)で、少し小さめの胸ポケットにも無理なく入る。

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 いつもの事ながら、一回で満足するものは出来ない。
毎回何かしら新しい技能要素を追加してるからと言うのもあるけど。
今回はファスナー。
土曜日に娘を塾に迎えに行った帰りに話をしていたら、百均店にあると言うのでその足で買いに行く。
引手のデザインがダサダサだけど、ちゃんとYKKだった。
こんな物付けるのは人生で初めて…と言うか、よもや自分で付ける日が来るとは思わなかった(笑)
しかもR部があるので菊寄せ…当然上手く行かない。

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 しかも途中で「この工法では無理やろ?」と気付いて急遽デザイン変更。
取り敢えず小汚い手書きの型紙は修正しておこう。。。

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 実は教えて貰ってAR-CADと言うのを落としてあるんだけど、未だ手付かず。
こいつらを忘れないうちに図面化しておきたいんだけどねぇ。。。

名刺入れの製作

テーマ:レザークラフト
 FBの記事のコメントの続き(笑)
一応サラリーマンしてるので、名刺も持ってます。
名刺入れは最初に自分で買った安物の牛革が今も現役で出張に備えて鞄の中と、貰い物のエイ革のはいつもの作業服の中でこんなの。

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 営業職ではないので、今回もいつもと同じ半年で100枚のペースだった。
だから名刺入れの中も10枚は入れないようにしてる…余裕有り過ぎやろ?

 実は高齢者雇用で春から来て頂いている方が、これまたお洒落。
元々商品企画されていた方で、国内外の華やかな所も沢山見られていてセンス抜群、女性にもよくモテる(羨ましい)
商品のCMに出る有名女優さん方(勿論若くて美人揃い)と会う事も度々だったとか。
要は泥臭い私なんかとは対極にいらっしゃる。

 この方が先日お持ちだった名刺入れが、また如何にも高級そうで且つお洒落。
チラ見しただけなので定かでないし、ネットで探してもそれらしいのが見当たらない。
う~ん、作るか…とか、考えてる時点でもう駄目やろ?(笑)
確かこんなだった。

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 3枚も入れば十分(5枚入れたらお洒落じゃない)と言う代物で、その割り切りは多分日本製では無い気がする。
日本の製造業が今世界市場で苦戦してるのは、それを忘れたからだと思うんだけどなぁ。。。
…と言うのは置いといて、ミニマムサイズで作ったら失敗だった(>_<)
貰った名刺を入れるポケットにあと僅かが入らない。
少し段違いになったので、コバを落としたのが原因か?あと1mmなんだけど。。。

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 しゃ~ない、作り直そう。
ギリギリは危ないので長さで3mm、幅で1mm大きく。

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 今度は貰った名刺もちゃんと入る(笑)
2つ目になると根気が切れて来て、仕上げは杜撰ですが。。。

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 日々の仕事では不意にお会いするとしても1度に3人が精々。
と言う事は3枚も入っていれば問題無しと言う事だから、作業服のポケット行きの予定

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 ま、そんなもん作ってるよりもセンスの方磨けよ…と言うところなんだけど。
そちらは中々上手く行きません。。。

札ばさみの製作2

テーマ:レザークラフト
 前回の続き。
失敗作で暫く機能性評価したけど、大変良好。
でも酔っぱらっててもレジで出すのが恥ずかしいような出来じゃ駄目だから、やっぱり作り直そう。
普通に見られてもお手製と気取られない(=売り物)レベル。
目標はこの辺り…ちょっと無理か?
既に絶版らしいので画像を添付。

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 そうなると不足があるので、ネットを探してたらぱれっとと言うお店があったので会員登録する。
なんと!ヤフーウォレットで支払いができるとか。
何故か使えることが前回分かったので(笑)、これで揃える。
小物なのに如何にも手縫と言う糸の太いのは嫌なので、3mmの菱目打ちを買う。
今までは4mmだった。

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 コバの処理はネットで調べるとインク塗ってからワックスを使うと綺麗になるらしい。
なのでこれらも買う…コロンバスって書いている。
これなら家にもあった筈だ(笑)

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 これの使い方は擦り込んだらライターで軽く炙るとか。
そんな熟練技能は無いので、転がっていた銅管叩いて半田鏝にセット。

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 前回との違いはこんな感じ。
糸は細目の黒で革と同じ。
角部はRを付けたけど、カットは手なのでイマイチ。

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 コバの処理も急造治具のお蔭でまあそれなり。
何度でも簡単に手直しできるのは良い。

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 こうなると何だか訳判らん端切れの革使ってるのが可愛そうになる(笑)
と言う事で完成!
自己採点で65点…まあまあ及第と言うところ。

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 アスペクト比が低くチープな感じだけど、機能優先なので前回と同じギリギリサイズ。
一万円札入れたら縦横の余白は3mmずつ。

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 序でなので¥五千円以上買ってサービスで付いて来たブックカバーを作る。
まさかこのキット、売り物じゃないよね?と言うくらい投げやり(笑)

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 前に自分で作った物の方がまだマシだったので、これは娘行き。
と言う事で懸案終了。

札ばさみの製作

テーマ:レザークラフト
 財布は通常二つ折りと小銭入れの2個持ち歩いてます。
二つ折りには小銭は入れませんが、カードが入るので嵩張ります…入ってるお札は少ないのに。。。
でも通常は鞄の中か、冬場は上着のポケットに入ったりするのでこれでも大丈夫。

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 普段よく使うのは小銭入れの方。
何かの時の急場凌ぎで、ホームセンターで\1,000ちょっとで買った安物が何故か長持ち。
カードが一枚と千円札が2~3枚は入るので、そこいらの散歩はこれだけでも大丈夫の優れもの。

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 何に不足があるかと言うと、端的には昨晩みたいにフラッと呑みに出掛ける時とか。
夏場で軽装だけど、手ぶらで出たい。
小銭入れにはそんなに入らないし、二つ折りをスボンのポケットに入れるのは邪魔。
…と言うのは何年も前からの懸案で、一時期abrAsusとかも検討してたけど、なんか違うんだよねぇ…油注す、そら違うやろ?

 この際作ろうかと色々構想したけど、何分ジャンクの革使うので材料に自由度が無さすぎ。
けど札ばさみ用の金具はかなり前に買ってある(笑)

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 結局妙案が浮かばない。
取り敢えず一番簡単なの作ってみるか…こんなの。
シンプル過ぎてコピーも何もないやろ?
でも意地を見せてこれよりも2mm小さい95mm×85mmに抑えた(笑)
作りが適当過ぎるので、仕上がりは×!

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 それでも機能的には問題は無い筈。。。
札押えが無いのでグラつきそうだけど、市販品のにも無いから実用上大丈夫なのか?

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 結局小銭入れと2つ持ち歩かなきゃならないのはどうだろ?
どこかに決定版が売ってないかなぁ。。。

ブックカバー

テーマ:レザークラフト
 通勤鞄の中には常に文庫本が入ってます。
仕事は車で出ることが多いんだけど、月に1~2回は電車で出張なので暇潰し用に。
子供達の本棚にあるのを勝手に持ち出したり、古本屋で買ったりで中身は大したこと無いのですが、何せ只同然なので電子書籍よりも安上がり…紙文化はまだまだ健在です。
何読んでるか他人に判るのは恥ずかしい(恥ずかしいような本読んでるのか?)ので、皆さんブックカバーしてはります。
私のブックカバーは昔は¥100/5枚のビニール製に紙挟んで誤魔化したり、現在は百均のカバー使ったり。
早い話、性格上機能以外に興味が無いので何でもエエんです。
それでも流石に大分草臥れて気になってきた。

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 電車で見てると、立派なブックカバー使ってる人も居てます…何かの拘りか?
私は態々買う気にはなれないけど…作ろう。
簡単なものなので、最初キャメル色で適当に作ったら寸法が足りずに失敗した(笑)
なので先日買った違う色の革でもう一度。
市販品は厚みに合わせて調整できるようにしてあるのが常だけど、あれ嫌いなんです。
なので両方寸止めで…分厚い本は読まないことにしよう(笑)

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 手抜きなので、コバの処理とかはエエ加減です。
まあ他人はそこまでマジマジとは見ぃひんでしょ?

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 始めた当初の目的は自転車のサドルバッグを作りたかったんだけど。
中々良い案が浮かびませんのやわ。。。

第4作目:双眼鏡ケース

テーマ:レザークラフト
 長期休暇を使って、懸案を処理する。
我が家の双眼鏡、ペンタックスのタンクロー。

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 購入は20年ちょっと前で、まだ物がそれほど安くは無かった頃なので¥1万程度。
ニコンの高級品とは比べられないけど、価格相応には良く見える中々の優れもの。
でもかなり前から気が付いていたんだけど、ピント調整ダイヤルが溶けてる。。。

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 原因はこのケースだと判ってる。
縁の塩ビが劣化してボロボロ。
触るだけでカスが手にくっ付く。
この材料に可塑剤と言うのが入ってて、ABSに移行して悪さする。

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 子供の頃、気が付いたら消しゴムのカスが定規に溶けてメリ込んでいたという経験をお持ちの方も多い筈。
あれも同じ理屈ですね。
実は高分子の非移行性可塑剤と言うのもあるんだけどね。
まあ縫製もお粗末ですぐに破れたし、本体に比べてケースは徹底的に安物で手抜きだったなぁ。。。

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 なので、革でケースを作ることにする。
今回オリジナルなことは考えずに、デッドコピーに徹する。
現品をバラして型紙作りから。

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 この型紙を基に革に罫書きを入れる。
丁度のサイズの余り物があった。
見てくれ気にしないので、表からボールペンで黒々と(笑)

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 切り取ってポンチで穴を開けて下準備完了。
初の立体縫製だけど、上手く行くのか?

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 縫ってる途中。
見た目スリッパに見える(笑)
と言う事は、靴は無理でもスリッパくらいなら作れるのか?

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 と言う事で完成。
寸法シビア過ぎ!で、もう本当にピッタリ。

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 作ってから気が付いたけど、紐の出方があまり良くない。
少し使って具合が悪いようなら、ハトメして紐の穴を開けるつもり。

UCF 8 24 PENTAX 革 ケース 自作 製作
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プロフィール

CLAY

電気の全てがライフワーク!だが寄る年波か、マイコンの半田付けをする気力が無くなった。
ので、現在は若い頃できなかったアウトドアに傾倒中。
湖北の山々を愛犬チェリー(柴犬)とウロつく日々。

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