手術

テーマ:自然気胸のこと
さて、引っ張りに引っ張ってます 5年前の私が自然気胸になった話ですが、今回は手術をした前後の話です。

全身麻酔ということで、そりゃもう 緊張感いっぱいです。

手術自体は問題なかったとしても、麻酔が醒めずに・・・っていうドラマやドキュメントを見たことがあります。
「はたして 無事に目が覚めることができるのだろうか」
なんて考えて ビビリまくりでした。

前日までに、術後に入るハイケア室に持って行く物全てに名前を書いて、手術の時に履く紙製のトランクスを買ったりしました。

当日、6時頃に起こされました。朝食はありません。
そして、三十何年ぶりでしょうか、浣腸です。

いやぁ、「入れてから5分は我慢してください」 と言われても・・・
かなりつらかったです。

病室からナースセンターの裏側にあるハイケア室へ移りました。
ちなみに、入院後に処置した翌日までは、痛みのために車椅子でしたが、以降は胸の横から出た管の繋がった箱を持ちながら歩いていました。

術後24時間は(何があってもすぐ対処できるように?)ハイケア室で過ごすことになります。
そこで紙製のトランクスに履き替え、手術用の服に着替えます。

そしていよいよ手術室へ。

全身麻酔なので、当然 手術の様子は憶えていません。

手術前日、手術室の看護士さんからの説明で、
「起きた時に口に管が入っていて息苦しいように思うかもしれませんが、大丈夫なので パニックにならないでください」
と言われていたのですが、実際 目が覚めてみると 本当に息苦しくって、すっかりパニクってしまいました。

口から入った管を抜いてもらって落ち着くと、ハイケア室に戻っていることに気がつきました。

『ああ、目が覚めてよかった』と ひと安心、嫁もほっとした様子で帰って行きました。

その日はずっと点滴で、心拍なんかもモニターされています。

尿管カテーテルも入ってます。
いやぁ、カテーテルをつけられて小用をモヨオシタ時の感覚は何とも表現しがたいですね。

麻酔が切れ、動くと痛いので じっと寝たままでしたが、たまに背中にクッションを入れて、体の向きを変えてもらいました。
寝たきりのお年寄りが床ずれ防止にしてもらうのと同じです。
それでも後で気が付くと、背中に あせも ができていて痒かったです。

朝は丼鉢に入ったおかゆが出ました。
「なにもこんなにいっぱい・・・」
と思いながら、全部食べましたが。

しばらくして、看護士さんにカテーテルを抜かれたのですが、あの感覚も もう、なんとも表現できないです。

その日の午前中には、歩いて病室に戻ることができました。
その時はまだ、胸の横側から管が出ていて、プラスチックの箱も繋がったままです。
ベッドでは鼻に酸素のチューブも当てていましたが。

術中に管を喉に入れられていたためか、喉にも痛みが残り、数日は物を呑み込む度につらい思いをしました。

この段階で、あとは 退院に向けて時間が過ぎるのを待つだけとなりました。

(あと1話で終わるかな?)

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松男

長浜生まれの長浜育ち
今は京都の嵐山方面に住んでいます
中学・高校・大学は軟式テニスしてました

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